議会の活性化を求めて…3月議会に陳情書を提出〜”黒幕”、いまも暗躍!?:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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議会の活性化を求めて…3月議会に陳情書を提出〜”黒幕”、いまも暗躍!?


 

 「花巻市議会は、二元代表制のもと、市長とともに市民の信託を受けた市の代表機関である。議会は多人数による合議制の機関として、市長は独任制の機関として、それぞれの異なる特性を生かし、市民の意思を市政に的確に反映させるために競い、協力し合いながら、市としての最高の意思決定を導く共通の使命が課せられている。」―。東日本大震災前年の平成22年6月17日付で制定された「花巻市議会基本条例」は冒頭でその理念を高らかに謳いあげている。さらに、全7章(全27条)に及ぶその内容は憲法にも比せられる議会運営における「最高規範」(第3条)として、位置づけられている。

 

 たとえば、第12条には「文書での質問」という規定があり、こう定められている。「議員は、重要かつ緊急なものについて、閉会中に議長を経由して市長等に対し文書質問を行うことができるものとする」―。私事になるが、私は市議2期目の平成26(2014)年12月22日付で「文書質問」を提出。同25日付で上田東一市長から回答があり、内容はHP上にも公開された。いわゆる、今もなお尾を引く「旧新興跡地(花巻城址)」問題の幕開けである。

 

 いまを去る「10年一昔」の12月定例会が閉会したのは12月18日。その前日、旧新興製作所跡地の民間業者へ売却計画が浮上した。民間同士の取引という理由で、市側は譲渡先や価格などについて公開する気配はなかった。当該跡地をめぐっては前市政時代、図書館と子育て施設(こどもの城)を合築した複合施設の立地が計画された経緯があった。「重要かつ緊急」な案件だと判断した私は「公共用地として、取得する意思はあるか」と情報公開を求める文書質問をした。「春(3月議会)までは到底待てない。事態は風雲急を告げている」というのが当時の正直な気持ちだったように思う。

 

 そして、過日の議会報告会…、議会基本条例の生命線ともいえる「自由討議による合意形成」(第16条)や「委員会の適切な運営」(第18条)などがことごとく踏みにじられるのを目の当たりにした(2月4日付当ブログ「『イ−ハト−ブ議会』、ここに死す」参照)。市側の“専横”を許しているのはある意味で、二元代表制のもう一方の車輪である議会側ではないのか―。3月定例会に向け、切羽つまった思いで以下の陳情書(2月9日付)を藤原伸議長宛てに提出した。全文を掲載する。

 

 

 

 

件名 市政の重要課題について、議員相互間の議論を尽くすことを求める陳情

 

趣旨 「花巻市議会基本条例」(2010年6月17日)はその前文で「議会は主権者である市民の代表機関であることを常に自覚し、市民との関係、市長その他の執行機関との関係、議会の活動原則及び議員の活動原則等を定め、市民の信託に全力で応えていくことを決意し、議会の最高規範としてこの条例を制定する」と定めている。ところが、条例制定以来10年以上が経過したにもかかわらず、「最高規範」たる当該条例が十全に機能していないどころか、形骸化しているのではないかとさえ懸念される。よって、たとえば「自由討議」などの手法を通じて、議会がより活性化することを市民の一人として期待するものである。

 

理由 議会基本条例は「自由討議による合意形成」について、こう定めている。「議会は、本会議及び委員会における議案の審議及び審査にあたり結論を出す場合にあっては、合意形成に向けた自由討議等を通じて議員相互間の議論を尽くすよう努めるものとする」(第16条)

 

 一方、現下の喫緊の市政課題である「JR花巻駅の橋上化(東西自由通路)」と「新花巻図書館建設」についてはその手法や立地場所などに関し、市民を二分するような論戦が巻き起こっている。2月2日から3日間、市内12か所で開催された「市民と議会との懇談会」(議会報告会)においてもこの二大プロジェクトに対する意見が圧倒的に多かった。私自身、3会場に足を運び、「将来の花巻の行く末に大きな影響を及ぼす最重要案件である。合意形成に向けてまず、議員間で討議を尽くすべきではないか」と要求した。ところが、「橋上化」案件についてはすでに議会の会派間で「開催見送り」が決まり、「図書館」案件についてはその予定さえないことが明らかになった。

 

 とくに、図書館の立地場所については市側が第一候補地に挙げている「駅前のJR用地」に対し、「旧花巻病院跡地」を希望する市民が日を追うごとに増え続け、過日の議会報告会でもそのことが示された。さらにこの二つの案件に関し、市側は「それぞれが別々の構想である」と主張する一方で、議会側の一般質問では「実はワンセットではないか」という”疑念“が浮上するなど市民の間に混乱を生じさせいる。市民の正常な判断を促すためにも「二元代表制」の一方を担う議会側に対し、可及的すみやかに「橋上化」案件と「図書館」案件について、議員相互間の議論を尽くすことを求めるものである。                  

 

 

 

 

(写真は議会基本条例をねじ曲げるような発言を繰り返し、参加者の質問封じの先導役を果たした照井省三議員(左から4人目の手ぶりの人、社民クラブ)=2月3日午後、湯本振興センタ−で)

 

 

 

 

《追記》〜「パチンコ店をまちづくりの活性化へ」!?

 

 上掲ブログを書きながら、当時の議会のやり取りをまざまざと思い出した。市側が結局、「旧新興跡地」の取得を断念した背後で、上田市長の意を体する動きを見せたのも照井議員ら“社民”会派の議員だった。いまや瓦礫(がれき)の荒野と化した跡地だが、不動産業者の手に渡った直後はパチンコ店やホ−ムセンタ−の立地が計画されていた。照井議員は「パチンコ店をまちづくりの活性化へ」というアットと驚く持論を展開、市長の後援会幹部として丁々発止の活躍ぶりを見せた。その人がまったく変わらない姿で、目の前にいるではないか。Σ(・□・;)。そういえば、この人と言えば市長が強力に進める「駅橋上化」政策の旗振り役で、議会や市民の間では”やらせ要請”の陰の仕掛人という噂がもっぱらだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2023.02.09:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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