驕(おご)れる者は久しからず…上田“パワハラ&ワンマン”市政にかげり〜落城、必至か!?:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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驕(おご)れる者は久しからず…上田“パワハラ&ワンマン”市政にかげり〜落城、必至か!?


 

 「賛成多数であります。よって、JR花巻駅自由通路(橋上化)の整備にかかる予算削除を求める修正案は委員長報告の通り、可決されました」―。開会中の花巻市議会3月定例会最終日の17日、上田市政の凋落ぶりを象徴する採決が行われた。事実上の「上田不信任」とも言えるもので、1年を切った市長選を占う重要なポイントになりそうだ。その兆候は1年前にさかのぼる。同じ3月定例会で市当局は「令和2年度一般会計予算(案)」を全面撤回し、図書館関連予算を削除したうえで再提案をするという前代未聞の失態を演じた。その直前に突然、公表された「住宅付き図書館」の駅前立地構想に議会側や市民の多くが反対したためで、のちにこの構想そのものが撤回の憂き目を見たのは周知の事実である。

 

 この間の上田発言に、私は“言語中枢”がメルトダウンを起こしつつあるのではないかと危機感を抱いてきた。華々しく打ち上げた図書館構想がとん挫したというショックが背景にあるにしても、その責任を「一部の議員や市民」に転嫁しようという魂胆はもはや異常としか言いようがない。たとえば、今3月定例会の中でこんな発言が執拗に繰り返された。

 

 「(図書館に関する)オンラインによる市民との意見交換会は、参加者が多いことを想定し、市から毎回同じ説明をすることを前提に3回開催し、それぞれ別の方に参加していただき広く意見をいただくことを期待したところでありますが、実際には、報道機関を含めて延べ36名、そのうち3回とも参加された方が6名、2回参加された方が2名、1回のみの参加された方が9名であり、報道関係者を除いた実人数は3回で合計17名にとどまったところであり、その中で3回すべてに参加された方に毎回多く意見をいただいたところです」(議会初日の市長演述)

 

 参加者が少なかった責任を棚に上げた上で、この人は数字の羅列で一体、何を言いたかったのか。ちなみに毎回参加のひとりは私自身である。「理想の図書館像」を繰り返し訴えることに何の異議があろうということか。さらに、一般質問の場でのこんな答弁にもわが耳を疑った。「参加した男女はご夫婦ではないかと思う」、「同じ顔ぶれの参加者の中には声の大きい方もいらしたようで…」―。神聖な議場の中で、個人に対する誹謗中傷が堂々とまかり通るという異様な光景が繰り広げられた。

 

 一方、市長演述の中にはこんな言葉も。「(図書館)ワ−クショップにおいて、(立地場所として)新興製作所跡地が良いと述べた方が、今回の意見交換会でも新興製作所跡地が良いとの意見を述べられたところでもあります」―。私は上田“失政”の証(あかし)として、この場所をあえて候補地として挙げたのだったが、HP上では「立地不適」を躍起になって喧伝(けんでん)する慌てぶり。よぽど、古傷に触れられたくないみたいである。しかし、考えて見ればこれも「ケガの功名」と言えなくもない。震災遺構ではないが、失政の“負の遺産”がこれから末永く、まちのど真ん中に鎮座し続けることによって、貴重な教訓を後世に残したという意味で…

 

 そもそも、上田“パワハラ&ワンマン”市政の淵源(えんげん)をたどれば、「立地適正化」計画なるものにぶち当たる。その成功例として、この人が胸を張る「総合花巻病院」の移転・新築プロジェクトもいまになってみれば、消極的だった病院側を説き伏せた「行政」主導型だったことが明らかになっている。財政難の面から考えれば、国の有利な補助制度を利用するのは行政手法としては間違いではない。しかし、「図書館」というソフト面を重視しなければならないプロジェクトを強引に街なか活性化の目玉に位置付けたのがケチのつき始めといえる。つまりは「ミソ」も「クソ」も一緒くたにしたというわけである。いま問われているのは、そうした上田市政の総体なのである。

 

 「尻(けつ)の穴の小さい、蚤(のみ)の心臓」―。ありったけ「コケ」にされた側としては、若干、品位に欠けるきらいはあるが、こんな形容がこのご仁にはぴったりだという気がする。広辞苑などによると、「気が小さく、臆病(おくびょう)で、他人の言動をおおらかに受け入れる心の広さがなく、要すれば度量に乏しい」―がこの種の人物の共通項らしい。「末人」(ニ−チェのツァラトゥストラ)の“末路”とはかくのごとしか(2月6日付当ブログ参照)。”ソロバン勘定”が先のこの種の人物にはそもそも、哲学的な思惟の深みなど望むべくもないのかもしれない。私が退去を余儀なくされた「サ高住」の経営者もそのひとりである。つまりは同じ穴のムジナということ。

 

 「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついにはほろびぬ、ひとえに風の前の塵に同じ」(『平家物語』)―

 

 

 

 

(写真は修正案可決の瞬間。“上田”不信任が現実味を帯びてきた=3月17日午前、花巻市議会議場で。インタ−ネット中継の画面から)

 

 

 

 


2021.03.17:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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