”夢の図書館”をクリスマスの贈り物に…ショッピングセンタ−で署名の呼びかけ〜写真特集「署名アラカルト」:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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「今宵はイブ、未来の子どもたちに“夢の図書館”をプレゼントしよう」―。Xmasイブの24日、旧花巻病院跡地への新図書館の立地を求めている「署名実行委員会」(瀧成子代表)が市内のショッピングセンタ−で署名の呼びかけをした。クリスマスケ−キを抱えた買い物客が次々に署名簿に記名。わずか5時間余りでその数は318人に上り、関心の高さをうかがわせた。
「でっかい、贈り物ありがとう。知り合いにも声をかけるね」「花巻は祭りと花火の時しか人が集まってこない。まちのど真ん中にど〜んと図書館を作り、逆の人流を生み出さなければ…」「図書館も大事だけど、次は老人専用の市民浴場をそのそばに建ててくれや」…。図書館論議に花を咲かせるお年寄りや熱心に質問を繰り返す高校生などなど、入り口近くにはメンバーを囲んだ輪がいくつもできた。「師走の忙しい中、多くの人が足を止めてくれた。頑張ってきた甲斐があった」と長い間、図書館問題に取り組んできた山下牧子さんが感慨深げに話した。
「駅前か病院跡地か」―。懸案の図書館建設はその立地場所の事業費比較をするため、さらに来年秋まで先延ばしされた。90歳台だというひとり暮らしの男性が言葉を荒げた。「一体、いつになったらできるのか。見晴らしの良い病院跡地があるじゃないか。おれはその近くに住んでいる。目の黒いうちに頼むじゃ」
上田東一市長の懐刀として「駅前立地」を推進してきた元副市長の姿が目に入った。「署名をどうぞ」と声をかけると「いやいや」を手を振りながら、逃げるように通り過ぎた。と次の瞬間、花巻市議会12月定例会で、「事業費比較」予算に賛成した”是々非々”論者の市議も小走りに…。その一方で、宮沢賢治が教鞭を取った花巻農高のカップルが熱心に話しかけてきた。「学校では新図書館の説明は一切ない。このチラシを見て、病院跡地がぴったりと思った。ところで、あの新興跡地のがれきの山はどうにかならないのですか」。応対した瀧代表は「若い世代も膝をつき合わせて話せば、身を乗り出してくる。月に1,2回のペースで街頭署名を続けたい」と手ごたえを口にした。ともあれなかなか、妙味のある師走の光景ではあった。
署名実行委員会では第二次署名運動を来年1月末まで継続し、図書館問題の啓発を図る各種イベントを計画している。新年1月27日には「図書館とは」をテーマにしたシンポジウムも予定されている。署名の方法などは以下にアクセスを。
《追記》〜署名アラカルト(コメント欄に写真を7枚掲載)
Xmasイブの買い物客でごった返す店内には、”夢の図書館”というビッグなプレゼントに「ブラボ−」の声も。写真はいずれもイトーヨーカド花巻店で。
<署名延長のお知らせ>
新花巻図書館の旧病院跡地への立地を求める署名運動は全国の皆さまのご協力により、4,730筆という予想以上の賛同をいただくことができました。支援者の一人として、感謝申し上げます。行政側の動向が不透明な中、主催団体の「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」(代表 瀧成子)は引き続き、全国規模の署名運動を続けることにしました。締め切りは2024(令和6)年1月末必着。送付先は:〒025−0084岩手県花巻市桜町2丁目187−1署名実行委員会宛て。問い合わせ先は:080−1883−7656(向小路まちライブラリー、四戸)、0198―22−7291(おいものせなか)
署名用紙のダウンロードは、こちらから。 「全国署名を全国に広げます!〜これまでの経過説明」はこちらから。署名実行委員会の活動報告などは「おいものブログ」(新田文子さん)の以下のURLからどうぞ。
https://oimonosenaka.com/
(写真はイブの賑わいの中、署名をする買い物客=12月24日、花巻市下小舟渡のイト−ヨ−カド−花巻店で)