「パワハラ」SOS…元市職員が悲痛な訴え〜異常事態下の選挙戦へ:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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「パワハラ」SOS…元市職員が悲痛な訴え〜異常事態下の選挙戦へ
2021.12.28:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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「ぜひ花巻市の未来のため、同僚・後輩のため、この窮状を救ってくださいますようお願い申し上げます」―。こんな悲痛な訴えで結ばれた一通の封書が28日、次期市長選に立候補を表明している、前花巻市議会議長の後援会事務所に送られてきた。上田東一市長の“パワハラ”疑惑を追及してきた側にとっても衝撃的な内容。これまでの経緯からその信憑性がうかがえるので、以下に小原雅道候補自身に当てられた全文を紹介する。現職との一騎打ちになりそうな選挙戦…“疑惑”とはいえ、「パワハラ」が争点になる選挙って一体、何なのか。私たち有権者は今、宮沢賢治がいう「本当の幸せ」(『銀河鉄道の夜』)を手元に手繰り寄せるため、花巻市政史上、前代未聞の戦いの渦中に身を置いているのかもしれない。長文を引用しているうちに沸々と怒りが込み上げてきた。「土台、こんな選挙って、やる意味があるのか」―と
※
日頃から、市政推進のためにご活動いただきありがとうございます。また、今回は市長選に立候補いただき、誠に感謝申し上げます。私は元花巻市職員だったものですが、小原様が立候補宣言してから、涙が出ましたし、市職員は希望の光が見え、今のこの市役所の惨状を耐えています。ぜひ花巻市や同僚・後輩の窮状を救っていただきたく、突然で申し訳ありませんが、以前、私の友人も手紙を出したとの話を聞き、手紙をださせていただきました。現在の市役所は、同僚や後輩の話をまとめると、つぎのような酷い状況です。
●ここ数カ月は市長選が間近に迫っていることもあり、職員への対応はおとなしいものになっていますが、8年間続いた市長の単なるパワハラといえない、いじめや理不尽な叱責により、市長の対応に苦慮し、職員が苦悩している。市長はパワハラをしている意識はさらさらなく、できない職員を指導している程度の気持ちでしかない。
●仕事で失敗して激しく怒鳴られるなら、私もでしたが、多くの同僚も仕方がないと思っている。しかし、市長の機嫌によるもの、勘違いによるもの、市長の勝手な思い込みによる度を越した罵声、人格否定、議員や市民を見下した態度で、職員は疲れ果てている。悪いことに市長は、悪気がないと思っているし、そのような意識すらないのかもしれない。
●幹部職員は、部下の意見や、市民からの要望・意見があっても、「まずは市長の意見を聞け」、「市長はどう反応するか」と市長ありきの考え方になっている。この8年間で洗脳されたみたいになっており、細かいところまで、市長の判断を仰ぐ形となっている。市長の判断が悪いことばかりではないが、市長の機嫌により、怒鳴られたりする。数日後あらためて説明すると結局は、良かったりする。このような不毛なやりとりが8年間も続いたため、職員は疲れ切っている。または、あきれて市長に会うのが嫌になっている職員も多い。
●パワハラ等により、職員が萎縮。幹部職員は、自分での判断を嫌がり、市長の独善的な意見を踏まえた市政運営になる。様々な意見は、排除もしくは意見が出せなくなり、多様な考えはなくなり、市長の考え方に偏った市政運営となる。
●市長は、職員の意見を聞いていると言っているが、職員が市長の意見に沿うような提案を多くしているだけである。
●重要案件以外の通常業務においても、細かい文書のチェック等まで口を出すことから、職員は萎縮し、思い切ったことができない状況である。文書も市民に分かりやすく書くと、詳しく書けといい、詳しく書くと、職員はわかりやすい文書が書けないと怒鳴る。
●当選された方なので、自分のカラ−を出すことはやむを得ない部分もあるが、すべての事柄を市長のカラ−に染めることは許されないはず。
●少子高齢化により、花巻市も人口減少が進んでいる。現在は、キオクシア関連のおかげで一部は発展しているかのように見えるが、花巻市が何か主導的にしてきたものはあまりない。今後4年間で何かすると言っているが、8年間できないものができるのか、職員の心が離れているのに難しいと考えている。
●この8年間で幹部職員から徐々に部下のほうに、重苦しく、閉塞感のある職場となり、現在は、風通しの悪い、働きがいのない、つまらない市役所となっている。
●このような様々な要因で有能な人材が、早期退職している。市長と関わりたくないので、単調な仕事をしている職員の比率が増加。
●職場環境の悪化により、精神疾患系の病気休職者が急増している。その影響で職員へのしわ寄せがきており、日々の仕事に追われ、新規事業が滞っている。
●大石市長下(8年間)と現市政下(8年間)で比較すると、2倍になっている。
●本来であれば労働組合が、立ち上がるべきであるが、組合幹部職員も職員であり、市長への仕返しを恐れ、市長に対し反抗することが困難な状況である。
●組合が支援している社民党市議も、そのことを理解していながら、現市長を応援している。しかも労働組合員には説明もないとのこと。
●職員が政治活動に参加できないことを逆手にとって、市長や社民党はやりたい放題となっている。パワハラを応援する労働団体は、この世にあるかと思う。
●市職員が大きな声で惨状を訴えればいいかと思われるかと思いますが、私もでしたが、市職員は友人にもなかなかこの惨状を伝えれない立場であることを理解いただきたいです。
●職員は、様々な市民の声をお聴きし、様々な団体・個人を支援し、職員自らの地域の活動に参加するなど、市政の発展のため、働きたいと考えている。
●災害対応や、コロナワクチン接種などを見ても、職員は市民のために働く集団である。このような集団を活用できない市政は、改めるべきであると考える。
以上は私の考えであり、市政に対する憤りの部分も含まれていますが、多くの市職員が声を出せず、そのことを隠し、業務しておりますが、多くの現職や元職員にお聞きいただければ、ほとんどの方は同じ意見だと思います。
(写真は小原後援会の事務所に送られてきた元市職員からの封書=12月28日、花巻市下小舟渡で)
《追記》〜上田市長の“パワハラ”疑惑についてのコメント
本日(12月30日)午後、「阿部正佳」を名乗る方から以下のようなコメントが寄せられたので、そのまま全文を転載します。
<現市長の「パワハラ」につきまして>
昨年花巻に戻って参りました阿部と申します。以来、唖然とするような言動をされる花巻市職員の方々と接する機会が何度かありました。数件あるそういった事案の最たる例といたしましては、私がある提案をホワイトボ−ドに書いて説明している最中に、ボ−ドの裏側に鎮座してうつ向いているだけの職員の方がおられました。また、このブログの記事からの引用となりますが、小学生の算数すら出来ないということで現市長から叱責を受けた事例を知りました。少なくともこの二件に関しましては、普通の企業であれば即刻解雇もやむを得ない事案です。
一方で、私個人の感覚に基づいて現市長のパワハラと思われる具体例を今のところ唯の一件も存じ上げません。パワハラの基準はそれを受けた側の主観に基づくのが原則ということは周知しておりますが、もし一般的な視点でもパワハラと判断せざるを得ない具体的な事案が有りましたら紹介していただければ幸いです。花巻市民として来る選挙の参考とさせていただきたいと思います。