宵宮:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
宵宮(よみや)
花巻駅前の藤木神社からはじまる夏の風物詩。
「よいみや」と読むのが一般的ですが、なぜ「よみや」?別に「夜宮」とも書くようなのでこちらの読み方が定着したのでしょうか?神様が降臨する夜間の前夜祭としての宵宮が、今のいろいろなお祭りの原型なそうです。

以下「旅研」様データベースより抜粋
もともと日本の祭りは神が降臨する夜間において行われるのが本義であって,本祭りの前夜祭である宵宮(夜宮)が祭りの原型であり中心であった。西日本一帯で宵宮をヨドすなわち斎所(いみどころ)の意で呼ばれるところから物忌祭や暗闇祭と同じく,宵宮は祭りに奉仕する人々が精進潔斎し宮堂に御夜籠りして神を迎えようとする厳粛な神事であった。宵宮には神饌を供え,静かな神楽を奏じ巫女の舞を献ずるが,後に祭りに奉仕した人々が神饌と同じもので神人共食の儀礼,つまり直会(なおらい)を行う所が多い。京都の祇園祭りや博多の祇園山笠のように都市の祭礼化が進んだ所では,御神燈を明るくともし鳴り物の囃子や各種の競争行事があったりして大勢の見物客で賑わい,観光的な性格の強いものもある。宮中の祭儀である大嘗祭・新嘗祭や冬の御神楽なども深夜に祭事を執行するもので,宵宮の原型を表すものと言えよう。
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