「Mr.PO」の思想と行動(8)…「橋上化」予算、“乱戦”模様の中で可決!?:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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「Mr.PO」の思想と行動(8)…「橋上化」予算、“乱戦”模様の中で可決!?


 

 開会中の花巻市議会6月定例会は24日の議案審議で、“やらせ要請”の疑惑が晴れない中で再上程された「JR花巻駅東西自由通路(駅橋上化)」に関連する補正予算案を「附帯決議」を付すという条件つきで賛成多数で可決した。また、この日の質疑で駅橋上化の波及効果を問われたのに対し、鈴木之建設部長は「将来にわたる駅の乗車人員の増減などの予測調査はしていない」と発言。これまで橋上化に伴う利便性向上や市街地活性化などを強調してきた「Mr.PO」(上田東一市長)の説明と微妙に異なる見解を明らかにした。最前線の現場をあずかる管理職の発言は重く受け止めなければならず、図らずも「(いまの時点で将来に向けた過大な計画を策定すること自体が逆に)『絵に描いたモチ』になる」(23日付当ブログ参照)という「Mr.PO」の底意(そこい)を裏付ける結果になった。

 

 付帯決議では各種団体から整備要望が出され、市民の関心も高くなっていることを認めつつ、一方で「いまだ市民にとっては、花巻駅東西自由通路整備事業について、事業費や計画概要などで、不明な点があるとの声が寄せられている」として、_峇駅利用者を含め、より多くの市民の意見聴取を図りながら、調査実施に努めること、調査結果は速やかに市民や議会に公表し、事業実施の際は市民参画を図りながら進めること、JR東日本との協議においては、応分の負担を強く求める等、事業費の圧縮に努めること―の3項目。

 

 再上程された関連予算の内訳は「花巻駅東西自由通路整備基本計画追加調査費」(1529万円)、「花巻駅東西駅前広場現況調査費」(869万円)、「土地鑑定評価業務費」(205万円)で、総額2603万円。3月定例会に上程されていったん否決された予算額と同額。なお、付帯決議に反対したのは8人(明和会=自民党系と無会派=公明党と無所属)で、“やらせ要請”を先導した議員が所属する会派(平和環境社民クラブ)の3人は賛成に回った。

 

 この日の質疑は休憩時間を含め、延々7時間近くに及んだ。ほとんどが「橋上化」」問題に集中し、時折、罵声が飛び交う緊張が続いた。一瞬40年以上も前、ハマコ−(故浜田幸一・自民党代議士)が“乱闘”国会で大立ち回りを演じた光景を思い出したが、お通夜みたいなこれまでの議案審議よりはるかに面白い。議場内の愁嘆場(しゅうたんば)の様子については追々、お伝えしたい。一方今回、予算措置した委託調査が完了するのは来年の令和4年6月になる見通しも明らかになった。「Mr.PO」の任期は同年2月4日、市議の任期は同7月31日となっており、行政の継続性や安定性の観点からは市民不在の“綱渡り”の年になりそう。一日も早く「二元代表制」の原点に戻って欲しいものである。

 

 

 

(写真は付帯決議の採決の瞬間。とりあえずの“休戦協定”のつもりか=6月24日午後、花巻市議会議場で。インタ−ネット中継の画面から)

 


2021.06.24:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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