図書館と“民意”ということ…「住民投票」という名のエセ看板〜賢治の「寄り添い」精神に背を向けるイーハトーブはなまき!!??:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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図書館と“民意”ということ…「住民投票」という名のエセ看板〜賢治の「寄り添い」精神に背を向けるイーハトーブはなまき!!??


 

 「ご要望の住民投票については、市民参画手続きを経て花巻駅前のJR用地を建設場所とする『新花巻図書館整備基本計画』を令和7年5月に定め、この計画に基づき、同年6月に市議会において基本設計・実施設計の予算を議決いただき、事業を進めているところです。市といたしましては、花巻市まちづくり基本条例第24条に規定する住民投票を実施する考えはなく、既にお示ししているスケジュールに沿って、令和12年の開館を目指し質の高い図書館を整備してまいりたいと考えております」―

 

 「これで、“市民一丸”市政は完全に吹き飛んだな。民意をないがしろにするというより、最初から“開かずの扉”ではなかったのか」―。新花巻図書館の「病院跡地」への立地を求める市民団体が“駅前図書館”の見直しを求める住民投票の実施を要望していた件(以下に再掲)について、6月18日付で寄せられた小原勝市長名の冒頭の回答書を見て、心底そう思った。わずか4カ月余りで“馬脚”を現した小原市政の正体とは…

 

 市長権限で「住民投票」が実施できると規定した「花巻市まちづくり基本条例」(平成20年3月制定=第10章第24条第1項)の解説にはこう、明記されている。「具体的な仕組みについては、別に条例等により定めることとしています」。今回、条例制定から18年が経過するいま現在もこの“細目条例”が定められていなかったという前代未聞の行政の「不作為」が白日の下にさらされた。「(住民投票を)実施する考えはなく」(回答書)どころか、長期間にわたって公正な民意を集約するための「住民投票」の門戸を閉ざしてきたという行政の“自殺行為”と言わざるを得ない。住民側にとってはまさに“玄関払い”に等しい。

 

 今回、要望書を提出した「署名実行委員会」代表の瀧成子さんはこう話している。「病院跡地への立地を望む市民が圧倒的に多いことは6千人を超える署名にも現れている。いつまでやっているのかという声も聞こえてきて、何度か挫(くじ)けそうにもなった。でも、市長に“直訴”できる道があると知って、小躍りした。しかし、それもつかの間の喜びでしかなかった。手順がまだ、定まっていないのなら、早急に関係条例を制定してほしい。それができた段階で、改めて住民投票の実施を求めたい」

 

 全世代に開放される公共図書館こそ、“民意”をきちんと反映させた空間でなければならない。住民投票によって、民意のあり方を問われた事例は全国に多くある。「単なる数字の比較は選挙の世論調査でも分かるように必ずしも正確ではない」―。小原市長は「市長との対話」(4月16日)で、いわゆる「病院跡地」への立地署名について、私に対しこう言い放った。ならば尚更のこと、市長に付された権限を堂々と行使すべきであろう。

 

 

 

 

花巻市長 小原 勝 様                   2026年6月4日
 

花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会(代表 瀧 成子)
 

 

要 望 書

 

 

 新花巻図書館の「駅前立地」へ向けた動きが着々と進められています。しかし、私たち市民はこの間の経緯についてはほとんど知らされないまま、現在に至っています。この際、市長に委ねられた重大案件のひとつであるこの図書館事業について、住民投票の実施をお願いいたします。

 

 今年7月には市議会議員選挙が予定されており、議会構成の大幅な入れ替わりも見込まれます。従って、今後の市の意思決定に際しては、前市政が駅前立地を決定した経緯を、新しい議会体制に対して丁寧かつ体系的に説明し、議会としての再確認・議決を得る手続きが不可欠です。そのためには「駅前か病院跡地か」―という市民を二分した民意をもう一度、問い直すことが最低限、必要だと考えます。

 

 「花巻市まちづくり基本条例」(平成20年3月制定)は「住民投票」(第10章)について、以下のように定めています。「市長は、市政に係る重要事項について、住民の意思を市政に反映するため、住民投票を実施することができます」(第24条1項)、「住民投票の投票権を有する者は、住民のうち年齢満18年以上の者とします」(第25条5項)

 

 今夏の市議選ではこの図書館問題も争点のひとつとされており、住民投票を同時に実施する意義は格段に大きいと思います。小原市長の早期の決断を求めます。住民投票こそが、民主主義の原点だと信じます。

 

 

 

 

(写真は病院跡地への立地を求める署名活動に応じる市民たち=2023年12月24日のXmasイブの日に=花巻市小舟渡の旧イトーヨーカド―花巻店で)

 

 

 

 

《追記―1》〜「市民一丸はどこいった」〜「東大話法」から「東北大話法」へ!!??

 

 「市政堂」を名乗る方から、こんなコメントが寄せられた。「住民投票に関する小原市長の議会答弁を聞いたが、市長自らの決断を聞いているのに質問に真正面には答えず、別の手法を長々と弁じていた。これでは本当の意味での“ご飯論法”とは言えず、単なる答弁逃れだ。あまりにも情けない」

 

 元祖「東大話法」と私自身が名づけた前市長は「(駅橋上化×新図書館は)ワンセットだが、別物だ」と胸を張って主張していた。さすが元祖。ご飯論法もワンランク、格が下がったということか。

 

 

 

《追記―2》〜「もっと、文章を勉強して」!!??

 

 「誤政道」を名乗る方から、以下のようなコメントが届いた。市長室と図書館整備室の周辺が何か、ざわついているように私も感じている。

 

 「ご要望の住民投票については」で始まる市からの回答は文末の表現と整合しておらず、文法的におかしな日本語になっていますね。よっぽど慌てて作った文章なのかと訝ってしまいます。こういう人たちが新図書館整備事業を担っているとは驚きです。この回答を見ても、少し落ち着いて周りを見渡したうえで、必要なことがあれば計画を見直す方がよいように感じます。それにしても、図書館できちんと文章の勉強をしてみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 


2026.06.18:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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