“決戦”―秋の陣…一般質問がスタ−ト〜市長は次期への去就に言及せず!?:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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“決戦”―秋の陣…一般質問がスタ−ト〜市長は次期への去就に言及せず!?
2021.09.06:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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「菅の乱」に伴う大型台風が日本列島を襲う中、みちのくの「イ−ハト−ブ国」でも来年1月の次期市長選を見据えた花巻市議会9月定例会の一般質問が3日間の日程で6日から始まった。現職の上田東一市長は現在、2期目で任期(来年2月4日)まで5カ月を切った。「パワハラ&ワンマン」疑惑に対する市民の不信感が高まる中、側近中の側近である藤原忠雅・副市長がひき引き起こしたコロナ禍の中での“会食”事件が市政に無関心だった層にも火をつけた格好。現職の3期目の無投票を許してはならないという声もうねりの形を見せつつあり、議会終了後は一気に“選挙”モ−ドに突入しそう。
最初に登壇した本舘憲一議員(花巻クラブ)は「花巻市まちづくり総合計画」(長期ビジョン)に関連し、「現計画は令和5年度(2023年度)までの10か年計画になっており、次期市長はその策定作業に着手しなければならない。先頭になって携わる気持ちはあるか」と次期市長選への意欲をただした。これに対し、上田市長は「市長の陣頭指揮の下、来年度早々にも検討作業に入るべきだと思う」と語ったものの、自身の去就については言及を避けた。“会食”事件をめぐっては、当事者の藤原副市長とその監督責任を負う上田市長がともに減給10分の1(2か月)の“謹慎中”の身の上。全国に不名誉をバラまいた割には“処分”が軽すぎないか―。市民の間にこんな声が聞かれる中、3期目への明言はなかなか難しかったのではないかという揣摩(しま)臆測も…
2番目に登壇した若柳良明議員(平和環境社民クラブ)は3月定例会に続いて、職員の「精神疾患」(心の病)について質問したが、前回同様に追及不足は否めず、腰砕けに終わった。羽山るみ子議員(花巻クラブ)が7日の一般質問で同じ趣旨の質問を予定していることから、この件についての市側の基本的な考えた方についてはその答弁を聞いた上で報告したい。
(「秋の陣」の初日を迎えた9月定例会。再質問席で質問する若柳議員(右)と議員席=9月6日午前、花巻市議会議場で。インターネット中継の画面から)