「パワハラ」問題が、ふたたび市議会一般質問で俎上に…「沈黙は金なり」&「口は災いの元なり」!?:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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「パワハラ」問題が、ふたたび市議会一般質問で俎上に…「沈黙は金なり」&「口は災いの元なり」!?
2021.03.03:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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「メンタル疾患が原因とされる休職者が急増している。市役所内のパワハラの実態はどうなっているのか」―。開会中の花巻市議会3月定例会の一般質問で3日、若柳良明議員(平和環境社民クラブ)がその実態や職場復帰者の状況、防止策などについて、ただした。上田東一市長は答弁の中で、「過去10年間で延べ64人(実数43人)がメンタル面の疾患で休職しており、令和2年度は2月末現在で12人と過去最高になっている。しかし、仕事の悩みや職場環境など複数の要因が考えられ、パワハラが直接の原因だと断定することは難しい」と説明した。
若柳議員は1年前の3月定例会でもほぼ同じ趣旨の質問をした。当時、私の手元には上田市長自身の「パワハラ」問題を追及する“怪文書”や匿名のメ−ルなどが相次いで寄せられた。あれから1年がたつというのに、同議員はパワハラの筆頭格とも言える上田市長に対し、「何かあなた自身に身に覚えはないか」と矛先を向けることはなく、通りいっぺんの質問に終わった。上田市長が他人風情の涼しげな顔で答弁を締めくくったのは言うまでもない。議員の資質低下と“パワハラ”市長の面目だけが躍如した猿芝居をまた、見せつけられてしまった。
1年前の“怪文書”について、私は当時複数の市職員やOBに内容の信憑生(しんぴょうせい)を確認したうえで、その要旨(原文のまま)を当ブログに掲載した。現場からの悲痛な訴えは「SOS」発信そのものだった。「喉元過ぎて、熱さを忘れる」という落とし穴はまらないため、以下に再録する。
※
(SOS)〜その1
このまま花巻市政が停滞するのは見過ごすことはできませんでしたので、現状について、上司や先輩方から聞いたこと、同僚と話したことをまとめて、報告いたします。極力自分の気持ちを抑え、客観的な事実に基づいたものとしておりますが、お知り合いの職員に確認していただけば間違いがないことを確認できるかと思います。また、職員の気持ちが暗くなっており、多くの職員が市役所や、市政の未来を不安視しています。さらに多忙による残業が多くなっており、私の周りでも体調不良を起こしたり、帰りが遅いことが家族関係が悪化の一因なったり、交通事故が発生しています。
《パワハラ》〜単なる気分屋か
その日の気分によることが大きいかもしれませんが、職員への理不尽で度を越した叱責が多く、市職員は疲弊しております。市長は「(公務員は)うそをつく」「ごまかす」「何もしない」等の理由から信用できないと公言しており、その考えが根底にあることから、様々な場面で、例えば市政懇談会で市民の方がいる前で部長を叱責したり、議会においても職員の遅滞が原因で、業務が進捗しないと答弁します。「使えね―」「うそをつくな」「ごまかすな」「市職員にまともなのはいねえな」などなど。朝早く市長決済のため出勤し、または総合支所から出向いて待っていても、そんな苦労はわからないから、(説明を聞かず)数秒で「見直してまた来い」と怒鳴り、追い返します。
花巻市は新聞に掲載されるような不祥事が多いですが、市役所全体が、風通しのいい職場ではないので、不祥事を隠ぺいする体質に変わってきているように感じます。パワハラする人は、自分がパワハラしていることがわからないという、典型的な方です。おかげさまでパワハラによる休職者が増えており、また、将来の部課長になるべき逸材が、早期退職しています。多くの職員は、自分の身を守るために、市長室に行く場合は、ICレコ−ダ−で録音しています。
《朝令暮改状態》〜物忘れか?
事業がうまくいけば、「俺の言ったとおりだろ」と言い、うまくいかなければ、「なんで説明しないのか(説明はしたのに)」、「俺の言ったとおりにやれ(言ったとおりにしたのに)」と言っています。私も経験しましたが、自然体で、やる気のある職員のやる気をへし折るのが得意です。
副市長、部課長は文句を言いながら、市長の指示で、業務指示は二転三転し、部下はさらに右往左往し、疲弊、疲労困憊状態です。私も数年前に市長に叱責され、それを副市長、部長や課長がいながらも、フォロ−がなく、ただ叱責されました。自分が失敗したならともかく、市長の指示どおりにしたのですが、結局市長の考えが変わっていただけです。私もそのようなことがあり、毎日が不安で、不眠になり、市長協議の朝には出社拒否したいが無理して出勤しましたが、でも結局うまくいかず、うつの状態になり、自殺も考えたこともありました。
有能な職員が休職したり、退職している状況であり、職員全体が自分の仕事以外の面倒なことはやらない雰囲気となっています。北上市職員は優秀だと話をしていますが、花巻市職員も優秀だと思いますが、こんな職場風土では、いい仕事はできません。職員に会えば、早く異動したい、辞めるかなどと話をしており、正常ではないです(2020年3月4日付当ブログ「『ハラスメント』問題が市議会へ」
(SOS)〜その2
最新の記事を拝読させていただきました。職員の一人からの「SOS」を読ませていただき、私も花巻に生まれ、花巻市役所に働く一人として、市役所内の状況についてお伝えすべきかと思いご連絡しました。勇気を出し切れず、匿名でしかご連絡できないことが申し訳ないです。ただ、この話も、お知り合いの職員やOBの方に確認いただければ事実であると分かるはずです。もし必要ならブログでご紹介いただいても構いません。
現在、職員の多くが、自信をなくし、仕事へのモチベ−ションも、将来の希望も失っている状況になっています。市長はよく「市役所の職員はレベルが低すぎる」、「小学生の算数もできない」、「馬鹿すぎる」、「民間企業ならクビだ」などと職員を罵ります。私自身、何度か直接同様のことを言われたことがありますし、市長室に入ったことのないような若手の職員も、議会検討会等の録音デ−タで、部長や課長がそのような罵られ方をしているのを聞いて「将来そんな風になるのなら役職に就きたくない」と言っています。
また、市長の考えに沿わないものは、何を提案しても即否定されるだけなので、誰も新しいことを提案することはできない雰囲気になっています。(市長のおっしゃることに賛同して、機嫌を損ねないようにすることばかり考えています)。市長は「俺のようにはできないだろうけど、頭を使って考えろよ!」と言いますが、一方で「俺が言ったことだけやれ」とも怒鳴ります。結局は、自分が気に食わないことがあったら、その時々で都合よく怒鳴っているだけのように感じます。
市長の言うことに対して反論しようとすると、ほとんど聞いてもらえないままに、何十倍にも否定の言葉で叩かれるので、黙っているしかありません。基本的に他人を見下していて、国や県と連携しているようにいつも話していますが、裏では国や県の方々のことも「程度が低い」とか「大したことない」と罵ることがあって、色々とご協力をいただいた国や県の方々のことを目の前で罵られても黙っているしかなかった自分がとても情けなく思います。
また、市議会の議員の方々のことも「何も分かってない」とか「俺にはすぐにわかることでもどうせ理解できない」と言っているのも聞いたことがあります。それでも、議会は追従するばかりです。何年か前は、少なくとも今よりは仕事を楽しめていた部分があったように感じます。いまはただただ市長に怒鳴られないようにするためにはどうすればいいだろうとビクビクしています。
市長が言うとおり、私たちは無能なのでしょうか。あと何年、こういう状況で働かなければならないのでしょうか。どうにもできないのでしょうか。最近は市役所を辞めたらどうなるだろうということばかり考えてしまいます。(一職員)
(SOS)〜その3
昨日、今日と増子さんのブログを見て勇気づけられた一職員です。匿名で投稿することをお許しください。自分も知りうることを伝えたいと思い、投稿しました。また、この内容についてもブログで取り上げてもらって構いません。
これまで紹介された職員からの訴えは事実です。上田市長は、自分の思い通りに行かないと怒鳴り罵倒するのは日常茶飯事。日頃からコンプライアンスを声高に言っているにも関わらず、自らを律することはなく感情のままに職員を怒鳴り人格否定。部長、課長も市長の機嫌を損ねないよう立ち回るため、結果的に部下は見殺し状態となり、そして精神を病み休まざるを得なくなる。ただ、部長、課長も人間です。幾度となく罵倒され怒鳴られれば、保身の気持ちが優先となることも仕方ないとは思います。問題は、トップがそのような状況を作り出しているということです。
正直なところ、以前の大石市長よりもいいと最初のうちは思っていました。選挙の際にも、上田市長へ一票を投じました。しかし、今では自分の不明さを悔やんでいます。別の職員の投稿にもありましたが、花巻市職員は決して無能ではありません。このままでは、有能な職員ほど状況を悲観し、やめていってしまいます。どうか一刻も早く、この地獄のような状況が変わる一助になればと、今回連絡いたしました。多くの職員が苦しんでいます。どうか助けてください。お願いします(2020年3月6日付当ブログ「相次ぐパワハラ情報」)
(写真は「パワハラ」問題を追及する若柳議員(3月3日午後、花巻市議会議場で。議会中継のパソコン画面から)