花巻での小口震災救援物資の取り扱い:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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花巻での小口震災救援物資の取り扱い
2011.03.21:Copyright (C) はなネット盛岡支局
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2月23日に市内の市民活動団体・個人の有志で「花巻市民活動ネットワーク協議会」(通称「はなネット」)が設立されました。私もその会員ですが、盛岡に住んでいるため、かってに「盛岡支局」を名乗っています。盛岡でNPOが小口物資を集め始めましたので、18日に持参し、仕分け作業を手伝ってきました。
現在、花巻市内での個人等からの救援物資は、はなめいとで御承知の花巻青年会議所と「いわて・結っこ」花巻支部のほか、市役所本館1階でも取り扱っていますが、現地では布団や防寒具よりも、以下の生活用品などが大量に不足しているそうです。
・肌着 (新品のもの、下着上下、靴下など)
・靴 (新品のもの、運動靴、長靴)
・バスタオル (新品のもの)
・オムツ (大人用、子供用)
・生理用品
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・石鹸 (ハンドソープ)
・洗剤 (食器用、洗濯用)
・シャンプー(できれば無水シャンプー)
・マスク
・歯ブラシ、歯磨き粉
・風邪薬、うがい薬、消毒液
・使い捨てカイロ
・粉ミルク
・哺乳瓶
・携帯ラジオ (電池入り)
・電池
・紙コップ・皿
盛岡では、NPOの呼びかけにある商店会が新品を大量に提供してくださいました。新品は個人では難しいので、商店会のご協力があると助かりますね。
集まった物資は男・女・子供の別に分類してから送った方が現地で助かるとのことで、市役所では、分類作業などのボランティアも募集しています。一人ひとりの物資や参加は少しでも、それが集まれば大きな力になります。3か所のどこでもよろしいと思いますので、はなネットの会員の皆さんはもちろん、一般市民の皆様にもご協力をよろしくお願いします。
昨日、はなネット事務局の一人が「いわて・結っこ」花巻支部に集まった物資を現地に運んできましたが、その情報を以下に転載します。
現地の状況と問題点です。
・物資は充足しているが、住民の分配が大変。少量だと分けられない為、問題が発生する。
・現在の食事は自衛隊がおにぎりと缶詰めを支給。漬物などのおかずが喜ばれます。
・娯楽も無い。特に絵本や、トランプ、玩具などは良い。子供がそれに熱中すれば子育てママも休める。
・高齢者、女性、子供には特に劣悪な環境。プライバシーがない。
・治安が悪化し、窃盗がある為、半壊した家から離れられない。孤立の原因。
・衛生用品、雨具、春モノ衣料などが今後が重宝される。
・とにかく、入浴したがっている。結いっこでは、日帰りor宿泊の温泉サービスを検討中。
・物資が充足してきたため、ニーズに合わないものは迷惑がられます。
・各避難所のリーダーの対応により、地域格差が生じている。
・結の精神が残っている為、助け合い、そして役割を持つ事で生きがいを見出してます。外部からのボランティアの受け入れについては、専門分野(精神ケア、重機の専門、医療、建築)以外の受け入れは難しいと思います。なぜなら単純作業は住民で出来るからです。
・予想以上に内陸部の移動促進は難しそうです。(特に成人男性)