コレクション展 展示品紹介:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)

置賜文化フォーラム
コレクション展 展示品紹介

 

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の資料をご紹介します。年末のあわただしさが過ぎれば、間もなくお正月です。
12月5日以降、年末や正月に関する資料を展示し、それぞれの年や場所の正月についてご紹介しています。その中から、士族の正月がわかる日誌を取り上げます。

 

 

解説
桜井半三郎 日誌  4冊
明治元〜21年(1868〜88)
2014年度 購入(桜井半三郎文書)
〔解説〕 
 米沢の士族の日誌で、明治元年から同6年と、明治21年から昭和5年まで計28冊を収集しました。桜井半三郎は戊辰戦争のさなかに家督を継ぎ、明治期には警官や小学校の教員を務め、明治29年に隠居しています。
 年末年始に注目すると、戊辰戦争後の敗戦処分が進む明治2年は、私的には例年通り祝う一方、公的な祝賀儀式は行われなかったことがわかります。

桜井半三郎文書 
 先述の日記とは別に、「日要必携」などと題された家計簿が明治20年から大正5年まで22冊あり、士族の経済状況の一端が判明します。他に近代の任命書類など一袋(未整理)があります。

展示の詳細は
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/102hatu.htm

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238−26−8001

 


2017.12.24:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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