温泉ビューティ講演会 その6:山形の歴史・伝統
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A.上がり湯は、温泉の効果を残すため、シャワーを使わないほうがいいといわれますが、どちらでもいいと思います。
「バーの酔い」のようなもので、「もうちょっと酔いを感じていたいなぁ」と思うか、「明日は仕事だから、あんまり酔うのもなぁ」と思うか。
前者は、温泉で上がり湯をするパターンです。
温泉をお肌に残すことで効果を持続させることができます。
それに対し、後者は「ちょっとこの温泉は強めかな」と思ったときなど。
最後にシャワーを浴びることでいったんコンディションを落ち着かせられます。
Q.寝湯の効果について、教えてください。
A.寝湯は、全身に浮力を受ける入浴法です。
ふわ〜っとしたなかでリラックス効果を得られます。
特に、小野川の温泉は、塩分濃度が多いので、強い浮力を得られます。
寝湯の施設がないお風呂でも、湯船のへりに頭を乗せて擬似的に寝湯を楽しむことができます。
Q.小野川の温泉はラジウムも含まれていますが、ラジウム泉の効果を教えてください。
A.ラジウムは揮発しやすいので、小野川温泉のように高温の源泉では成分分析表にはなかなかでにくいようです。
ラジウム泉の効果は、学会でも新しい学説が出て、すぐに反論が出るような賛否両論の状況でまだはっきりと確定していないのが現状です。
しかし、その中で言われているのは、「ホルムシス効果」です。
これは、生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用のことです。
ラジウム泉は、脳下垂体に刺激を与え、細胞を活性化し、ホルモンバランスを整えるといわれています。
Q.成分分析表の禁忌症(入浴を控えたほうがよい症状)の欄に、妊娠中(特に初期と後期)とありますが、妊婦さんは温泉に入るべきではないのでしょうか?
A.妊婦さんだからよくない温泉の成分というものは、ありません。
ただし、妊婦さんの場合、2点だけ注意が必要です。
1つ目は、公衆浴場だという点です。
感染症などのおそれがあるということですが、きちんと清掃している施設であれば問題はありません。
2つ目は、水圧です。
お風呂に入って、肩までつかると約500kgの水圧が体にかかります。
水圧自体は悪いものではなく、マッサージ効果につながることもあります。
しかし、妊婦さんの場合には、あまり水圧はかけないほうがいいです。
水圧は、深くなるほど多くかかりますので、半身浴や寝湯など水圧のかかりにくい入浴法で温泉を楽しんでください。
以上、「温泉ビューティ講演会」、今日で完結です。
石井先生のお話は、「聞く温泉」という感じで大変すばらしい効能がありました。
おかげさまで、講演以来、かけ湯を10杯以上するようになりました。
今までもかけ湯はしていましたが、10杯以上だと入ったときの体への刺激が全然違いますね。
入浴前にある程度温まり、細胞のビックリ感が少なくなった気がします。
講演のお話は、「温泉ビューティ」(1200円)にも詳しく紹介されています。
美肌、デトックス、アンチエイジング、健康と温泉の関係など、気になるテーマが満載です。
手軽に持っていける温泉のガイドブックとして、書店にてお求めください。
絶対、温泉を見直し、好きになり、ご本人も綺麗になれますよ。