上杉文華館 米沢初入部250年記念 「上杉家文書」に見る上杉鷹山:山形の歴史・伝統
山形の歴史・伝統 |
上杉文華館 米沢初入部250年記念 「上杉家文書」に見る上杉鷹山
2019.09.23:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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2019年度の上杉文華館は「米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山」と題して、館蔵の国宝「上杉家文書」に伝えられた文書や、ほかの館蔵資料を通して鷹山の人生の一コマを紹介していきたいと思います。
【展示期間】2019年9月23日(月・祝)〜2019年11月21日(木)
≪敬老の心≫
鷹山は、宝暦元年(1751)7月20日、高鍋藩主秋月種美の二男として江戸に生まれました。母方の祖母が4代米沢藩主上杉綱憲の娘でした。宝暦10年10月19日、8代米沢藩主上杉重定の養子として上杉家の江戸上屋敷桜田邸に移りました。そして、明和4年(1767)4月24日、上杉家の家督を継ぎ、数え年17歳で9代藩主に就任しました。ここに財政難に苦しむ米沢藩の再建が若き藩主に委ねられました。その2年半後、明和6年(1769)10月、鷹山は初めて領地米沢に足を踏み入れました。
次期藩主となる大名の子息は、江戸藩邸に暮らすことが決まりでした。国元で生まれても幼いうちに江戸へ上ります。家督を継いで大名となり、将軍から暇を得て帰国しますが、藩主として初めての帰国は特別のことでした。藩士らにとっての新しい主人であり、新しい関係の始まりでした。例年行われる行事でも、この時ばかりは特別の次第で行われるものが少なくありませんでした。
2019年度第4回は「敬老の心」です。敬老が重視された江戸時代における鷹山の実践や、藩政改革への功労者に対する褒賞について未公開の国宝「上杉家文書」から紹介していきたいと思います。初入部については家督祝儀の儀礼で支給される赤飯をめぐるやりとりを紹介します。
上杉文華館では、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も公開しています。今回は1995年制作の複製です。制作時を想定して複製したものです。
▼ コレクショントーク
2019年10月6日(日) 上杉家文書を中心とした解説
2019年11月4日(月・祝) 洛中洛外図屏風の解説
時間:14:00〜14:30
場所:10月6日(日)常設展示室 上杉文華館
11月4日(月・祝)企画展示室
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001