「寺町・大雲院跡出土 一括出土銭」:山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
「寺町・大雲院跡出土 一括出土銭」

◇戦国時代展 戦国の活力

 

 戦国時代は人や物の往来が活発化し、経済的に裕福な人々も増加した時代であるといえます。「寺町・大雲院跡出土 一括出土銭」は、戦国時代に染色業を生業とした青屋が居住していた地域から発掘されました。甕に詰められた銭は、5万枚に及ぶと考えられています。青屋の職能民らが貯め、埋めたとみられます。埋めた目的はさておき、彼らの技術が一流であり、このような蓄財が可能であったことを示しています。

 

 甕一杯に詰められた銭の姿に圧倒されること間違いありません。京都に暮らした職能民の経済力をまざまざと見せつけられます。それは戦国時代の活力であり、次の時代を招来する原動力にもなりました。

 

戦国時代展も残すところあと3日となりました。皆様のご来館を心よりお待ちしております。

 

特別展「戦国時代展 A Century of Dreams」

【期間】 平成29年4月29日(土・祝) 〜 平成29年6月18日(日)

【休館日】5月24日(水) 

【開館時間】9:00〜17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】 一般 620円(490円)高大生 400円(320円)小中生 250円(200円)

     ※( )は20名以上の団体料金

     音声ガイド 500円

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館

【TEL】    0238−26−8001


2017.06.16:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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