おばあちゃんの「小豆(あずき)」干し。:山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
おばあちゃんの「小豆(あずき)」干し。


毎朝欠かさない、犬っ子達との散歩。
他の住宅とはちょっと離れて、田んぼの中にポツンと一軒の家がある。

なんでも、以前は中間山村に住んでいたそうなのだが、
息子さんやお孫さんの仕事などの都合で、街の方に降りて来たのだそうだ。
でも、「楽しみ」という事で、家族のために小さな畑を淡々と耕している。

そんな優しいおばあちゃんのところを通ったら、ムシロ上に何かを干していた。

あ、小豆(あずき)だ。

もう少し乾燥させたら、棒で「小豆叩き」をして、
そして、「冬至かぼちゃ」にしたり、正月には「あんころもち」にするのだそうだ。

よく見ると、殻から飛び出した元気の良い小豆が、
<これがホントの小豆色だよ>と、つやつや光っていた。

ちょっと間違って咲いてしまった、春の雑草「ヒメジオン」も、

そろそろ盛りを過ぎた「クジャクソウ」も、


みんなみんな・・・、秋の、今だけの、素晴らしい贈り物である。
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