『コレクション展 米沢藩のお抱え絵師』会期終了迫る!:山形の歴史・伝統
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3月7日(日)まで開催していますので見応えあるこの展示をぜひご覧いただきたいと思います。
さて、今回は展示している「目賀多家粉本 屏風絵」の一部分をピックアップしてご紹介します。
こちらは前回もご紹介しました「粉本」(下絵などの総称)です。
本間屏風(基本的なサイズの屏風)のほぼ原寸大に人物や建物が精緻に描かれ、「白」「地金」「アサキ(浅葱)」など色の指示書も入れられています。
今回はこの色の指示に注目し、画像に載せてみました★
「コイアサキ(濃い浅葱)」と太字で書いてある右隣にうっすら衣裳の上に何か書いてあるのがうっすらと見えるかと思います。(「コイアサキ」と書いてあるのですがこの画像だとかなり小さいのでよーーっく目を凝らしてみていただかないと見えづらいです)他にも色を指示する文字が周りに見られます。
大作の場合はこのような原寸大の粉本が必要であったと考えられますし、「伺下絵(うかがいしたえ)」と呼ばれる下絵を持参し注文主の指示を仰ぐこともあり、この粉本もそのような制作の過程で作られたものと考えられます。(展示解説を基に作成)
たくさんの下絵を描いたり、模写したり・・、絵師の努力と大変さが見て取れます。でも難しい絵ばかりではなく、庶民的な絵も描いていたようで、なんだか身近な感じがする可愛らしいものもあるんですよ♪
残念ながら絵が小さくてブログに乗せられなかった作品も多々ございます。気になった方はぜひ直接いらして、じっくり細かいところまでご覧ください!面白い発見があるかもしれません(*´∇`*)ノ
コレクション展『米沢藩のお抱え絵師−目賀多家−』
【会 期】〜3月7日(日)
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
【入館料】一 般 200円(160円)
高・大学生 100円( 80円)
小・中学生 50円( 40円)
※( )内20名以上の団体料金
【お問い合わせ】米沢市上杉博物館 0238−26−8001