軍旗(伝直江軍部隊旗):山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
軍旗(伝直江軍部隊旗)(ぐんき)


軍旗(伝直江軍部隊旗)

桃山時代(16世紀)
作者/不明・材質/絹
縦156.0cm×横222.0cm
最上公義氏寄贈

慶長5年(1600)の関ヶ原合戦の地方戦・出羽合戦(通称:長谷堂合戦)の上山口の戦いで、東軍の最上軍が西軍の上杉軍の直江兼続の家来本村親盛の部隊に勝利したときに、戦利品として持ち帰ったものと伝えます。
この旗は「かりがねの旗」と呼ばれ、絹の白地に墨で飛翔する一羽の雁を描いた斬新なもので、モダンなデザインです。
旗の素材に絹を用いる例は、上杉家だけでなく最上家や伊達家にも現存しています。
『山形市史 中巻』に、『米沢五十騎組旗明細帳』に「かりがねの旗、行衛不明」とあるのがこの旗だと記されていますが、はっきりしません。
2006.06.25:Copyright (C) 最上義光歴史館
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