大豆(の殻)も、けっこう渋い色合いです。:山形の歴史・伝統
山形の歴史・伝統 |
大豆(の殻)も、けっこう渋い色合いです。
2010.11.02:Copyright (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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昨日(11/1)に、カモ猟が解禁となったので、
日の出時刻を過ぎた辺りから、猟をする音が遠くに散発的に聞こえる。
現代の猟場は、連日、60歳半過ぎ以降のリタイヤメント組が大勢を占めている。
ま、それも時代なんだろう。
マメを採るために畑でそのまま枯らされている大豆に目が行った。
今日の雨で濡れてしまっている。
でも、その包んでいる殻の色合いが、けっこう渋い。。。
おそらく、畑で或る程度枯らした後に、
今度は軒下に吊るして乾燥させて、殻を取り除くと、
その中から、あの白く艶やかな「大豆」が出てくる。。。
昔の<山の民>は、「煎り大豆」と「凍み餅」を時々かじりながら
栄養とカロリーを補給しつつ、冬の山を歩いたと聞く。
貧しいから・・・ではない。これは知恵なのだ。
山歩きの途中でいっぱしの食事をとると、満腹になってしまうと眠くなる。
冬の山で眠りコケてしまったら、命を落とす・・・という訳だ。
知り合いの年配の猟師は、煎り大豆・凍み餅代わりなのだろう、
やまがた名産「でん六豆」を時々かじりながら冬の山歩きをしていた。
そんな事を思い出しながらの、雨降りの、犬っ子達との朝散歩であった。