勝天28 『かねたんのいちにち』:山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
勝天28 『かねたんのいちにち』


兼続 「殿!」

景勝 「あわてて何じゃ。お船どのの思わせぶりな態度にでも驚いたか?」

兼続 「そうではございませぬ。異なものを見つけましてございます。」

景勝 「なんじゃ。」

兼続 「かねたんのいちにちでございます。」

景勝 「かねたん?あのマスコットか。」

兼続 「かねたんの絵本が出たのでございます。」

景勝 「ほほぉ。これは、ラブリーじゃ。」

兼続 「しかも、殿のキャラクターまで登場してございます。」

景勝 「なに?」

兼続 「『かげっち』という名でございます。」

景勝 「どれどれ・・・かげっち。ラブリーじゃな。」

兼続 「これは、お子様のお土産にはたまらない一冊でございますな。」

景勝 「わしまでキャラになったとなると・・・次は、お船どのかのぉ。」

兼続 「お船どのが・・・どんな名前になるのでしょう?」

景勝 「お船じゃから・・・『おせーにょ』とか?」

兼続 「遅刻したみたいでございます。」

景勝 「『だるせーにょ』とか?」

兼続 「音楽の記号ではあるまいに。」

景勝 「じゃあ、『だるちゃん』とか?」

兼続 「すでに原形を留めておりませぬ。」

景勝 「『さえこ』でいいんじゃねーの?」

兼続 「最終的に殿自身のキャラが変わっております。」


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