犬っ子「ケンタ」、ついに「クマ」と間違えられるっ!?:山形の植物・園芸
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犬っ子「ケンタ」、ついに「クマ」と間違えられるっ!?
2010.07.10:Copyright (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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今朝はちょっと趣向を変えて蔵王山系の某所へ。
うちの犬っ子達・・・特に運動能力が高い「ケンタ(兄4歳)」は
とても暑がりなので、こんな季節に駆け回るには、
時々体を冷やすための、冷たく綺麗な沢水が必須なのだ。
いつもの通り、犬っ子達は自由に駆け回ったりしていたのだが、
ふと空を見あげると、大きな猛禽が犬っ子達を上空から狙いをつけて
ゆっくりと滑空しているではないか。。。
おそらく、キツネとかタヌキだろうとでも思ってるのかも知れない。
その猛禽は、すぐに「クマタカ」だと分かった。
実は、以前にクマタカの写真を撮った場所だからであるが、
今日もこうやって姿を現しているという事は、
たまたま通りかかったという事ではなく、
間違いなくここに生息しているという事でもある。
さてさて、
山を自由に駆け回ってくれるのは良いのだが、特にケンタは、
時々体を冷やす必要があるので、勝手に谷沢に降りていってしまう。
そんな時、突然、「パン・パン・パ・パンッ」っと、爆竹の音と、
そのすぐ後から「うわーおー!」っという人の叫び声が、
谷沢に響き渡ったのだ。。。!!!
えっ、爆竹でイワナ獲りでもしてるんかな?
車のバッテリーでの「電気ショック漁(違法)」とかは
聞いたことがあるけど、爆竹でイワナ獲れるんかいな???
でも、よく考えると・・・特に源流でのイワナ釣行の場合、
クマ避けのために、爆竹を持参する人もいる事を思い出した。
そういう事であれば、その後の「人の叫び声」も頷ける。
確かに、ここは「クマさんの領域」でもあり、
勢子(セコ:追い手)が山のほうから沢にクマを追い降ろし、
待ち(マチ:射手)がその沢を挟んで待ち受ける猟場にも
なっているところでもある。
でも・・・、クマぁ〜???
さらによく考えると・・・、
どうやら、うちの犬っ子「ケンタ」が火照った体を冷やしに沢に降りた際に、
もしくは、沢に入っている釣り師の気配を感じて様子を見に行った際に、
釣り師の方からすれば、近くの藪は微かに揺れ動くし、
若干の葉擦れの音も聞こえたのではなかろうか?で、
ほぼ完全に「クマ」だと思い込んだのだろう。。。。
・・・釣り師さんの「慌て怯え様」を思うと非常に気の毒になってしまい、
すぐに「犬笛(超音波系:小さな音である)」を吹いて呼び戻し、
そっと山を降りた。
何故に「そっと山を降りた」かと言うと、
釣り師さんにとっては、ちょっと怖かっただろうけど、
やはり<それ>は「クマ」であった方がロマンチックであり、
後々「尾ひれが付いた武勇伝」にもなろうかという、
独善的、且つ非常に余計で勝手で優しい「思い遣り」からである。。。
山を降り、約束をしていた梅干用のでっかい「梅」をもらいに
友人(農家さん)のところに寄ったら、
「サクランボで忙しいから勝手に捥いで持って行けは〜」っという事で、
遠慮なく、さんざん捥いで参った次第であ〜る。