鈴木由紀子《天璋院篤姫と和宮/最後の大奥》幻冬舎新書:ヤマガタンAnnex|山形の有名人-山形出身の有名人

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鈴木由紀子《天璋院篤姫と和宮/最後の大奥》幻冬舎新書


密命を胸に秘めつつ十三代将軍家定に嫁いだ薩摩藩主の養女篤姫、武家の権力に屈して十四代将軍家茂の正室となった皇女和宮。変革期の動乱の最中、生い立ちと立場の違いから対立していた嫁姑が、暗躍する幕末志士の陰で手を取り「徳川」というお家存続のためにたちあがった―。江戸城下での戦いを回避し、無血で倒幕軍に城を明け渡した、武家の女の生きざまとは。江戸城大奥に生きた最後の女性を通じてひもとく、明治維新の裏表。

序章 幕末の日本を救った二人の御台所
第2章 島津家に嫁いだ将軍家の竹姫
第2章 御台所となった島津家の茂姫
第3章 将軍家定が望んだ三度目の夫人
第4章 将軍継嗣をめぐる大奥工作
第5章 皇女和宮の降嫁で対立する大奥
第6章 土壇場で見せた女の底力
終章 明治を生きた天璋院と和宮

★鈴木由紀子/時代小説家

山形県米沢市生まれ。

大奥/幻冬舎

大奥―江戸城本丸の大奥は将軍の妻妾が住まう私邸。
原則として将軍以外の男性は立ち入ることができない男子禁制の女人国である。
そこには幕臣の娘ばかりでなく、公家の娘から大名の家臣の妻女もいれば、江戸や京都の町娘あり、はては農家の出身者までいたという。
けれど、将軍の目にとまって寵愛をうければ、どんな地位にいた女中であろうとのしあがることができたのだ。
美貌、知性、家柄、才能、色じかけ。
「女」としてのあらゆる武器を使った、江戸のキャリアウーマンたち。

第1章 お静の方―恐妻将軍が愛した女(二代将軍秀忠)
第2章 お万の方―還俗させられた姫尼(三代将軍家光)
第3章 右衛門佐―頭脳で挑んだ京女(五代将軍綱吉)
2007.12.15 [修正 | 削除]
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