雲の合間から強烈な夏の陽が差し込んで来て。。。:山形の創作・芸術
山形の創作・芸術 |
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おまけに、雲の合間から強烈な夏の陽が差し込んで来て、更に暑さも倍増だ。
このところの蒸し暑さにメゲて、近くの「ヤブカンゾウ」が
咲き始めていたのにも気付かなかった。
ゆり科で、その名の通り荒地や山裾の薮っぽいところに自生しているが、
「ヤブカンゾウ」の花のカタチは、ちと変化球である。
その独特なフォルムに最初はなんとなく違和感があった。
と、同時に、なんとなく気になる存在となった。
そして、見慣れてくると、その独特な色合いとカタチが、
不思議な魅力を感じる様にもなった。
例えば、「山郷を見下ろせるところにある今にも朽ちそうな古いお墓に、
手折りした一輪のヤブカンゾウがそっと手向けられている。」という様な、
「なんとも刹那くも美しい」みたいなシーンを思い浮かべてしまうのだ。
ま、特に誰にもお薦めはしないが、
私にとっては、「彼岸花」以上に気になる夏の花なのである。
P.S.
こん風に書いといて、なんか・・・やや不謹慎っぽいのですが、
「ヤブカンゾウ」の若芽や葉は、お浸しにして食べる。
また、花部は、お浸しや天麩羅が美味しい。
なお、特に時期が遅くなるほど、花の蕾の中にも
アブラムシが侵入している事があるので、要注意だ。
流水でよく洗い流せばOKだろうけどね。