米販売価格の暴落:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産

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米販売価格の暴落


稲刈りが始まった。
我が家はまずもち米から刈りはじめる。
例年作はとれたかな。
それにしても米が安い。
JAの買い取り価格が発表され、村中が愕然としている。
絶望的な安さだ。
「首をくくって死んでしまえ」と言われているに等しい。

農水省は平成24年度の一俵(玄米60kg)あたりの生産費を15,957円と発表したが、今年、農家はそれを1万円に満たない価格(仮渡金)で売り渡すことになる。JAが悪いわけではない。市場価格とやらが米値段を押し下げているのだ。そしてそこには工業製品の輸出の見返りにアメリカなどから押し付けられた輸入米の存在があり、TPPの先取りがある。

最終的な精算金はこれよりも少しは高くなるだろうが、政府の「成長戦略」を受けて規模拡大してきた農家にとっては大打撃だ。
今年もたくさんの農家が農業から離れて行くだろう。
しかし、この国のリーダーたちの責任を問うても無駄だ。
俺たちがこの国をどのような国にしていくのか。
どのような未来を育んで行くのか。
原発同様、まずそこだ。
その上での一歩こそ求められている。
(力が入っているねぇ。)
アホな連中はさておき、まず、みんなのいのちの糧を確保しよう。
稲刈りがんばっぺ!

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