まなざし:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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まなざし
言葉に関して言えば、嫌な言葉がもう一つあって・・「まなざし」。
これをある状態で聞くと思わず発した人から眼をそむけたくなる。いたたまれなくなる。最近はあまり使う人が少なくなったけど、ひところはお前まども!流行っていたんだね。
この言葉自体は「しんけんなまなざし」とか「澄んだまなざし」とか、目や視線の様子を表わすときにつかわれる言葉だけれど、嫌なのはその言葉が使われる状態だ。どのような状態かと聞かれてもなかなか説明が難しい。
まず、使う人が「強者」の立場、上から下を見ることのできる立場に立っていること。これをAとする。そして、「まなざし」と表現される側が「弱者」でなければならない。これをBとする。Aによれば周囲はBの立場をよくは理解していないとされる。まずこの関係がある。その上で、「強者」Aは「弱者」Bの代弁者、理解者として「無理解な周囲」に対しようとする。そんな時Aが使う言葉が「Bのまなざし」。
そうだなぁ。農民はまずこの言葉は使わないよな。そのような状態にあっても「まなざし」なんて言葉は浮かびもしないだろう。使うのは「インテリ」だ。そう、使う人は例外なく自分のことをその「インテリ」だと自認しているタイプの人たちに多かった。無理解な周囲に対してBの立場からの正義を代表しつつ、すこし告発の意味合いも含んでいたかもしれない。正義の代弁者。
しかし、Bの置かれている社会的な関係をよく見れば、Aの属している「強者」自体が問われている場合が多いのに、Aは自分だけ特権的にその範ちゅうから離れたうえでBの代弁者、告発者としてふるまう。そんなAが発する言葉、「Bのまなざし」。
これは聞きづらかった。
今はもうほとんどいなくなってきたけど、こんなのは形を代えて
これからもいろいろでてくるだろうなぁ。
(写真は朝日連峰とその裾野に広がるわが村)
2013.02.02:Copyright (C)
ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
まだ続く?
菅野さん、
「嫌なものシリーズ」は、このへんで終わって、「好きなものシリーズ」もいいかもよ・・・(^_^)/~
2013.02.03:あおい:
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久し振りにパソコン開きました!
『眼差し』も、『絆』も、
私の心には、まず『温かいまなざし』『深い絆』が浮かんできます。
でも、その言葉一つにしても、いろんな思いがあるんやな〜って思いました。
一つの言葉を聞いて、みんなが同じ思いになっていると思ったらイカンのやなぁ〜って、今はじめて知りました。
そう言えば、日の丸だって、君が代の歌だって、いろいろ言われていますからね。
1月28日の夕方、義父が救急車で病院へ行きました。
チアノーゼ・肺が水浸し・心臓が大きくなっている・足は腫れている・・・。
「歳が歳やきんな〜、いつ何があってもおかしくない状態です」って言われたんですけどね。
翌日の朝から、病院の食事は全部食べていました。
義父は、自分で歩きます、トイレに行きたくなったら自分で点滴を抜いて行こうとします、入院していることを理解しません、
朝が来たら、食事の後、新聞を読んで、「今日は、ええ天気やな、牛に餌やってくるわな」
と言って、自分で布団を畳んで、着替えて出て行こうとします。
やっかいな、認知症がありますので、
病院からは、「付き添ってください」って言われます。
だから、一昨日まで、私は24時間付きっ切りでした。
自分で歩いて移動できない患者さんがほとんどなので、24時間付き添っているのは、うちの義父だけでした。
いっぱいお金のある人は、家政婦さんにでもお願いするのでしょうが、我が家はそうはいきません。
私は、自分の予定をすべて断わって、付き添います。
家族の中に、こういう付添いのできる人がいない場合は、どうなるんでしょうかね?
自分の仕事を止めて、付き添うことのできない家庭もあるでしょう・・・・?って、
私だってもう20年もすれば認知症になるかも〜?って、不安になりました。
家族が看て当たり前の社会って、家族(特に嫁)には、滅茶苦茶ストレスが溜まるし、先の見通しがたたない不安な世の中やなって思います。
我が家の義父は1年に2〜3回は入院しています。
今から年齢(今95歳、今年は年男)と、共にその回数も多くなるでしょう。
家には、90歳の義母も居ますから、その間ショートステイに入れるように、ケアマネさんもいろいろ援助してくれています。
だから、やっぱり感謝せなイカンのでしょうかね。
明るい笑顔と、楽しい心は、自分で日々努力して掴み取る物なんやわな〜?
やっぱり、私の愚痴になってしまいましたゴメンナサイ!
2013.02.08:山 さくら」 [
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これをある状態で聞くと思わず発した人から眼をそむけたくなる。いたたまれなくなる。最近はあまり使う人が少なくなったけど、ひところはお前まども!流行っていたんだね。
この言葉自体は「しんけんなまなざし」とか「澄んだまなざし」とか、目や視線の様子を表わすときにつかわれる言葉だけれど、嫌なのはその言葉が使われる状態だ。どのような状態かと聞かれてもなかなか説明が難しい。
まず、使う人が「強者」の立場、上から下を見ることのできる立場に立っていること。これをAとする。そして、「まなざし」と表現される側が「弱者」でなければならない。これをBとする。Aによれば周囲はBの立場をよくは理解していないとされる。まずこの関係がある。その上で、「強者」Aは「弱者」Bの代弁者、理解者として「無理解な周囲」に対しようとする。そんな時Aが使う言葉が「Bのまなざし」。
そうだなぁ。農民はまずこの言葉は使わないよな。そのような状態にあっても「まなざし」なんて言葉は浮かびもしないだろう。使うのは「インテリ」だ。そう、使う人は例外なく自分のことをその「インテリ」だと自認しているタイプの人たちに多かった。無理解な周囲に対してBの立場からの正義を代表しつつ、すこし告発の意味合いも含んでいたかもしれない。正義の代弁者。
しかし、Bの置かれている社会的な関係をよく見れば、Aの属している「強者」自体が問われている場合が多いのに、Aは自分だけ特権的にその範ちゅうから離れたうえでBの代弁者、告発者としてふるまう。そんなAが発する言葉、「Bのまなざし」。
これは聞きづらかった。
今はもうほとんどいなくなってきたけど、こんなのは形を代えて
これからもいろいろでてくるだろうなぁ。
(写真は朝日連峰とその裾野に広がるわが村)