「玉子と土といのちと」が出版されました。:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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「玉子と土といのちと」が出版されました。
長いあいだ、ご無沙汰いたしました。
このたび『 玉子と土といのちと 』(四六判・220頁・定価1,575円=税込)を創森社から上梓いたしました。
全体を貫くテーマは「土はいのちの源」。
世のほとんどのニワトリたちはこれ以上ないほどの過酷な環境の中で暮らしています。ニワトリたちをゲージに追いやっているものは「経済効率」。そのモノサシは、我々自身にも向けられていて、日々追い立てられているような、余裕のない暮らしとなっています。
ニワトリたちをゲージではなく、大地の上に。
彼らを大地に解放することは、我々を「解放」することにつながっていくのではないか。そんなことをも考えながらの30年間の自然養鶏。でもそこには実際に取り組んで見なければ分からないさまざまな問題がありました。生煮えの理念を雪やタヌキやキツネたちが襲います。
玉子とニワトリから社会がみえる。
人間が見える。
土といのちと循環の世界が見える。
ちょっと気取ってますね。
内容はかつて「現代農業」誌に一年間連載したもの、あらためて書き下ろしたもの、それにブログで紹介したものなどで構成されています。
「まえがき」にも書いていますが、本にするほどの文章か・・・との戸惑いもありましたが、出版社の薦めもあって踏み切ることにいたしました。
期日にせかされて、本文の校正や、あれやこれやの文章を書いていましたので、ブログの更新がままなりませんでした。
「まだ更新されていない・・よっぽど横着なのか、何か病気にでもかかっているのか・・。」
ご心配をおかけいたしました。そんな訳だったのです。
機会があればぜひ手にとっていただき、お読みいただければ光栄です。
2010.07.28:Copyright (C)
ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
出版おめでとうございます。
初めまして、本が出るのを待ってました。
僕は、お肉は控えめで、友人と自然栽培での野菜中心です。
菅野さんはゲージ飼いのニワトリほど過酷な環境はないと。
僕もニワトリが可哀想だといつも思っていた。
スーパーで切り身で売られてるから、みんなはそのゲージの
環境を知らないだけかな。心情を想像したらたまごやお肉は
食べたくないはず。多くの人がこの本を手にしてくれたらいいな。
「僕のニワトリは空を飛ぶ」ブログの題にも共感しています。
この表紙は、たこ焼きみたいですね。(笑)
ネットで購入します。グログ更新も楽しみに読んでいます。
2010.07.29:健太 [
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息子と妻は
コメントをありがとう。
息子と妻は肉を食べません。
食べるとすれば唯一、我が家の自然養鶏の肉だけです。
それもちょっぴり。
90歳の両親が一緒に暮らしていますが
すでに肉を食べなくなって久しいです。
よって我が家ではオレだけですね、食べるのは。
国内産を選んでいますが(私が肉屋さんから買ってきます。)
たまに買ってきても誰も食べないので、オレ一人、つい食べ過ぎてしまいます。
昨晩もそうでした。
もう、一ヶ月は食べなくてもいいかなと思うぐらい食べてしまいました。バカですねぇ。
2010.07.30:菅野芳秀 [
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理念的には肉はどうかと
ぼくも思うのですが、やっぱり肉はうまいですよね。
ま、少しずつ減らそうかな、とも思ってます。
本、そのうち読ませてもらいますね。
2010.07.31:tu-ta [
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ベジタリアンと経済動物について
ドイツでもベジタリアンが増えています。
娘の学校の食堂には日替わり3種類のメニューのうち、1つはベジタリアン。
とはいってもやはり肉食はドイツ人の主流です。
以前ご紹介したオーストリアのテレビ番組We feed the world.のフィルムを見ると、いかにグローバル経済が地域の農業を破壊し、命を虐げてひたすら利益を生むためだけに社会を蹂躙しているかがわかります。
私もあれを見て以来、スーパーでの野菜や肉類の購入をすっかりやめました。
菅野さんの試みは消費者が支持してこそ成り立ちます。
この本が、さらに人々の心に何かを問いかけてくれそうですね。
このフィルム,タイトルを入れてビデオで検索すると見つかります。ぜひご覧になってください。
2010.08.01:くみ [
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全体を貫くテーマは「土はいのちの源」。
世のほとんどのニワトリたちはこれ以上ないほどの過酷な環境の中で暮らしています。ニワトリたちをゲージに追いやっているものは「経済効率」。そのモノサシは、我々自身にも向けられていて、日々追い立てられているような、余裕のない暮らしとなっています。
ニワトリたちをゲージではなく、大地の上に。
彼らを大地に解放することは、我々を「解放」することにつながっていくのではないか。そんなことをも考えながらの30年間の自然養鶏。でもそこには実際に取り組んで見なければ分からないさまざまな問題がありました。生煮えの理念を雪やタヌキやキツネたちが襲います。
玉子とニワトリから社会がみえる。
人間が見える。
土といのちと循環の世界が見える。
ちょっと気取ってますね。
内容はかつて「現代農業」誌に一年間連載したもの、あらためて書き下ろしたもの、それにブログで紹介したものなどで構成されています。
「まえがき」にも書いていますが、本にするほどの文章か・・・との戸惑いもありましたが、出版社の薦めもあって踏み切ることにいたしました。
期日にせかされて、本文の校正や、あれやこれやの文章を書いていましたので、ブログの更新がままなりませんでした。
「まだ更新されていない・・よっぽど横着なのか、何か病気にでもかかっているのか・・。」
ご心配をおかけいたしました。そんな訳だったのです。
機会があればぜひ手にとっていただき、お読みいただければ光栄です。