もちとうもろこしの虫対策:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産

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もちとうもろこしの虫対策


7月5日

とうもろこしには、アワノメイガという蛾の幼虫が よく入ってしまいます。
それとアブラムシが、とうもろこし栽培の悩みの種。

アブラムシは、主に皮につくので皮をむいてしまえば、大体大丈夫なのですが、
アワノメイガは、実や芯を食い荒らすし、
見た目も大きいので被害が派手。

私達のように、日頃いろんな虫たちに囲まれて生活していると、
「あぁ、入っているな」と、取り除いて食べることも気にしないのですが、
なかなかそうもいきませんよね。


そのアワノメイガ対策の第一時期。

実際、実に付くのはとうもろこしの花が咲く頃ですが、
それは、第2孵化期。

その前の第1孵化期が6月末〜7月頭。
6月中旬ころから卵が産み付けられ、月末頃に孵化してきます。

この第1孵化期に、虫の数を減らしてしまえれば、
実際に実がなる頃に、かける薬も少なくて済むはず。
と、今年からのチャレンジです。


減農薬畑には、BT剤。


これは農薬の一種ながら、JAS有機栽培にも用いることができる生物農薬。
人や水環境には影響が無く、蛾の幼虫が食べたときにだけ作用する菌体です。

初めて使うので、ちょっとドキドキ。

今年は、一般農薬とBT剤を両方使いますが、(←一般農薬の去年の在庫品がまだある)
一般農薬はなるべく使いたくないので、これでいけるなら我家の救世主になるかも~\(^o^)/


無農薬畑には、お酢。台所から借用。

虫の姿を確認して、芯の葉が巻いているところを重点的にかけました。

お酢が、アワノメイガ幼虫に効くという話は聞いた事が無いのですが、
何もせずに、虫がとうもろこしの芯に入っていくのを見ているのも癪なので、
ともかくやってみよう!

手で取り除ければいいのですが、
幼虫は、孵ったばかりで、とても小さく薄い色。
一匹探すのに何分もかかり、
見つけたところで、とうもろこしの葉が巻いたところに居て、手が届かないのです。


お酢は、日頃 薄めて植物の活性化の葉面散布に使っていますが、
今回は、虫をやっつけるためなので、薄めずに原液散布してみました。

とうもろこし本体の生育に悪いショックを与えたくないと主人が言うので、
雨の前に散布。

どうぞ効きますように!

そろそろ二回目の散布をして、あとは花の咲く頃の対策になります。

2010.07.11:Copyright (C) 浦田農園blog
ストチュウ液
わが家では農薬の代わりに、ストチュウ液というのを使っています。水1リットルに、酢1cc、木酢液1cc、焼酎1ccを溶かし、ニンニクの半掻けと鷹の爪2本ぐらい入れたものです。ニンニクと鷹の爪は入れっぱなしでいいです。結構効いているように思います。井原豊著の「家庭菜園びっくり教室」という本に出ています。
2010.07.12:トトコさん [修正 | 削除]
ストチュウ
ストチュウは、まだ使ったことがないのですが、面白そうですよね。
ちょうど昨日、そんな用途で散布するための焼酎を買ってきました(^^)

酢、木酢液、ニームエキスなどは、
300リットルの水に希釈して、ポンプでドドドッッと消防士さんみたいに撒いています。

いずれも虫が付く前に、寄らせなくさせる忌避効果を狙って使いますが
今回は忌避効果ではなく、ズバリ殺虫を狙ったので始めての原液使いでした。


そうそう、試みに トマトの脇芽をかいたものを、焼酎につけてみています。
あの匂いで虫避けにならないかなぁと。
これは、家庭菜園で使うくらいですが(^^)
2010.07.12:浦田農園 浦田優子 [修正 | 削除]
トマトの脇芽
優子さん、やはりトマトの脇芽は有効なのですね。どこかにそういう取り除いた芽を液に浸けて作る有効な液体の作り方が出ていたのですが、見失ってしまいました。試しにやってみます。ハンミョウという虫が二十日大根にいっぱい付いて困っています。
2010.07.13:トトコさん [修正 | 削除]
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