夢の続き:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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夢の続き
面白い夢を見ました。
普天間の海兵隊基地をめぐる鳩山首相のことです。夢の中でも、彼は「腹案」があると言っていました。「日本国の総理大臣としていのちをかけて」とも。現実とほぼ重なります。
夢の中の彼は、普天間の基地は県内移設、国内移設ではなく、初めから国外への撤退を要請しようと決めていました。でもそれを単純に言い出したのでは、アメリカは簡単に「NO」と言うに決まっていますし、国内でも「国家間の約束ごとをたがえることはできない。」とか「日本の安全保障上、不可能だ。」とか、「海兵隊が沖縄にあることの抑止力」だとかのあれやこれやの意見が百出し、事実上、収集困難になるだろうとの読みから、ある迂回策をとることにしました。それが彼の「腹案」でした。まさに、いのちをかけた「腹案」でした。
それは、今日の日米関係のバランスを打ち破っていく上で、民衆のエネルギーに全面的に依存しようというものでした。民衆のエネルギーが時の政治構造に大きく影響を与え、ダイナミックな変革への道を切り拓いていく。日本での成功例は少ないですが、韓国でも、フィリッピンやタイでも良くあることです。鳩山首相は普天間の国外移転の可能性はそれしかないと考えていました。
約束してきた普天間基地の県外移設をいったん反故にし、期待を裏切ってみせることで沖縄県民の怒りをかい、普天間に決して後戻りできない状態を作り出す。一方でわざと徳之島の自治体、住民の頭越しに基地の移設案を表明することで、島民の拒否の運動に火をつける。現実の鳩山首相のやっていること、マスコミや野党からたたかれていることと同じことを、夢の中では冷徹に考えた上での戦略としておこなっていったのです。
夢の中ではさらに厚木海軍飛行場のある神奈川県にも受け入れの打診をすることで、首都圏にも大きな反発を作り出し、全国的な反基地の盛り上がりを形成していきました。そしてそれら,いくつかの節目となる局面で国際的な報道機関にリークし、沖縄普天間の事態を国際的な広がりをもって報じられるよう仕組みました。
夢の中の鳩山首相は実に見事な役者でした。国民はその計算された「迷走」の実際をしりません。マスコミもこぞって政府の無力さをなじりました。しかし、間違いなく民意は盛り上がり、世界のマスコミはこれを伝えました。
その上にたって、5月下旬、鳩山首相は日本国政府声明としてアメリカ政府に対して次のような趣旨の文章を送ります。
「今、日米両国の関係は大きな危機の中にある。沖縄の全県民が海兵隊普天間基地の県外への移転を求めている。移転先にと検討した鹿児島県徳之島でも、全ての自治体と住民がその受け入れを拒否している。日本本土の米軍、自衛隊基地周辺でも同じだ。つまり日本国中の全自治体、全国民が国内移転を拒否している。これを承知であえて移転を強行するなら、大きな混乱を招かざるを得ないし、日米関係全体に悪影響をおよぼすであろう。
日本国政府は、普天間からの海兵隊の移転先をめぐり、沖縄県内、外にわたってその可能性を探ってきたのだが、いまや残された結論はただひとつだ。沖縄の海兵隊は日本から撤退していただくしかない。それが国民の意思であり、その代表機関としての日本国政府の結論だ。日本国以外のどこに持っていくかは日本国が口を出すことではない。」
夢の中、国際世論は日本の姿勢を支持しました。
アメリカは普天間から国外に移転せざるを得ませんでした。
この戦略を練ってきたのは鳩山、小沢を軸とする少数の政治家でした。特に小沢は「第七艦隊があれば日本の全ての米軍基地は不要」といい、「米国との対等な関係を目指す」と主張してきたことで、アメリカと日本国内アメリカ派から常に狙われ続け、失脚すれすれのところで生き延びてきていた政治家です。歯車の推進役には沖縄県知事も参加しました。沖縄県民集会に知事が参加し、県内移設にNOと言ったことで完全に退路を断ち、アメリカへの大きな圧力を与えることに成功したのです。
夢から覚めてみたら、TVで、みのという司会者が、コメンテーターの元三重県知事と「県内移設」の可能性に言及している鳩山政権の迷走ぶりを笑い、国外を主張する同じ与党の社民党党首を「彼女は困っているだろうな。」「うん、泣いているでしょう。」とニヤニヤ笑いながら話しているところでした。
困っているのも、泣いているのも、沖縄、そして、アメリカにとっての愛犬ポチ、日本とその誇りなのです。
夢の話はこれで終わりです。
で、どうでしょうか。「迷走」は狙ってのことなのか、ただそうなってしまっただけなのかはいまさら問いません。でも結果として、起こってきている沖縄普天間の海兵隊基地国外撤去のエネルギーを、「夢」のようにつないで行くことはできないものなのだろうか。
さらにその続きを嘉手納、岩国、横須賀、厚木、三沢へと。
私の長年の友人が次のようなメールを送ってくれました。
「私も還暦を過ぎ、もう62才です。私が生まれる前からの米軍、占領軍を見て育ち、もういい加減に外国の占領軍は追い出したいと強く思いました。そうでないと私の生涯は占領下で一生を過ごし、独立国での経験がないままに黄泉の国へ旅立つことになりそうです。」
私もまったく同じ意見です。
沖縄に申し訳ない。
ポチ日本に終止符を!
これを単なる春の夢話に終わらせたくはありません。
写真は外で遊ぶオンドリとメンドリたち
2010.05.08:Copyright (C)
ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
すごい!・・・夢でも何でも私はすっきり!・・・
可愛い空飛ぶニワトリたちが、自由にのびのびと餌を啄ばむ写真がピッタリですね。・・・この記事に・・・
NPT『核兵器廃絶アピール』ニューヨークに、従姉と友達の娘さんが行って来ました。 帰ってからの話はまだ聞いていませんが、楽しみです。 平和な世界がまず一番、自由にのびのびは動物にも人間にも、そして地球にも最高の物だと思っています。
私は政治のことは勉強不足で、まるでわかりません。かけ引きも、たくらみも・・・ね。
二十数年前に、思いやり予算を知りました。「日本にアメリカの軍事基地なんて要りません」って思って・・・つい口に出しました。
その時は、沖縄の軍事基地で働いて生活している人が沢山居るから、無くなったら生活に困る人ができます・・って、言われました。 私は、沖縄のすべての本当のこと(人々の生活のこと)を知らない。・・・で、私の無知と単純さを反省しました。
それ以来、私は沖縄の基地の事については思って(願って)いても、口には出さないようにしてきました。
日米安保条約で、日本の国が守られてきて、今からもそれがあるから守られるんだよって思っている人も私の近くには多く居ますよ。私と同年代でもですよ!
まあ、我が家の義父母は、「日本が戦争に負けたんやきんしょうがないわな〜」って言いますけどね。
辺野古の美しい海は、埋め立てでなく、くい打ちでも悪影響を及ぼすんですよね。 海面にふたをするようなものだから、海底に太陽の光が届かなくなり、光合成をして生きているサンゴ、海藻、海草が死滅します。ほんでジュゴンだって住めなくなるかもわからんですよね。
私の夢は、・・・(考えじゃなく、夢にしときます)
まず、日本の国から出て行っていただきたい。ほんで、行き先を日本が作ってあげることはないでしょう。自分の行き先は自分で決めるのが当然でしょう。
だって、アパートだって出たら、次の行き先は自分で探しますよね。
今なら、反論できますよ。基地関連の仕事をしてきた企業もあるでしょう。基地撤去後は、それらを含めて沖縄の経済をどうするかを賢い日本の政府が考えて取り組まなければいけないことなんですよね。 今まで、60年以上も沖縄に基地を押し付けてきた責任をとらなイカンでしょう。
文章がキツクなり過ぎたですね。ごめんなさいです。
菅野さんの夢で、私の胸のもやもやした痞えがスッキリしました。・・・・でも、凄い夢ですね。・・・菅野さんの偉大さを感じました。
ほんまに、おおきにありがとなぁ〜!・・です。
〔写真〕 今日は、私の『井手ざらい』初デビューでした。総勢80数名で8時から開始でした。
長男が仕事でしたので、仕方なく代わって行きました。でも、楽しかったです。
母の日やのん、頑張ったでしょう! ニッコリ!
これ位でニッコリできるのも、平和だからですよね!
2010.05.09:山さくら:
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今こそ、アメリカから解放される時!
先輩、こんにちは。
私も米軍普天間基地移設問題について若干。
鹿児島県は徳之島のみならず種子島の属島・馬毛島も米軍普天間基地移設候補地の一つとされています。馬毛島を巡って嵐は一応去ったといわれていますが、予断を許してはなりません。馬毛島は漁業の島・トビウオの島で、その漁業基地(浦持入会地)を守るため、乱開発阻止を頑張っている漁師がいます。軍事基地は馬毛島には相応しくありません。
基地をたらい回しにするのではなく、アメリカ本国に米兵は帰ってもらうことです。グアム島への移設も反対です。グアム島にはチャモロ人という先住民族がいます。そのチャモロ人に基地負担を押し付けてはいけません。
米兵は、本国へ帰るべきです。アメリカは65年に及ぶ日本の植民地支配(正確には、属国支配)をいい加減にしろ!
今年、60歳になる私もアメリカの属国支配の中の人生だったのか。黄泉の国に行く前に解放された日本で生きてみたい。
いまこそ、日本国民は独立の精神を持って大いに怒るべき時です。
2010.05.10:種子原人 [
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基地の問題は、難しいですね。
前回沖縄に(海水浴に)行った時、ずいぶん基地があるのに気付きました。
独特の感じですね。
沖縄は、私たちが子供の時、まだ占領下で、懐かしの南沙織なんていう歌手が出てきた時、沖縄出身、って出て、「沖縄って英語でしゃべるの?日本語?」と、この程度の認識だったような(無恥な一般人である私はですが)
ドイツに来て、ドイツにもフランクフルト周辺に米軍基地があることを知りました。
でも、そのことについてドイツでどんな世論があるのか全然知りません。
どこでどういう思惑が働いているのか、世界はほんとは一握りの人間が動かしているのだとか、いやな話もしょっちゅう耳にしますね。確かに歴史の上から見ると、そんな風に言えなくもないのかもしれませんが。
沖縄を肌で知る、菅野さんには思うところがたくさんあるのだと感じました。
鳩山首相の夢の話は、もし彼が聞いたら、「いや、実はそうだったんだよ。見抜かれてましたか」なんて言うのかもしれませんね。
実は、「いいこと聞いた!」なんて思っていたりして。
おととい、私、朝の9時から夕方5時半まで、途中休憩をはさみ(パートナーのヴェルナーがサンドイッチを持ってきてくれた)丸一日畑で働いてみました。
仕事が詰まっていましたから。
さすが夕方にはぐったり。
外で太陽を浴びながら、風に吹かれながら体を動かすのは、耳に優しいけど、実は、すごくきついと、しみじみ感じます。
外の仕事はやはり半端ではありません。
それに、何と言っても50過ぎ。
丸6年、結構な量の運動はしてきたからまだ救われていると思うけど、若い時からずっと体を使ってきた人とはまるで体の構造が違っているんですもんね。
それに私、雑草のアレルギー花粉症なのに、雑草の真ん中で雑草とともに仕事してるんですよね。(主治医には内緒)
おとといなんか、草刈したからすごかった。
薬を飲み始めて何とかなってるけど、私の願いは、
「もうアレルギーも呆れかえって治る」って言うシナリオ。
フルタイムで働く女性は、やはり大変です。
帰ってくると家事の山。
私だって、お昼ご飯、どっかに外注したい!それから、掃除。
野菜を作っているのに、お昼にパン屋で買ったサンドイッチを食べてるようじゃ駄目だよなあ、と、自分で思いながらの毎日です。
今日は、反省して、畑の採りたてホウレンソウとタンポポの新芽のサラダを食べました。ホウレンソウは冬越しした株で、今新しい大きな葉が出ています。柔らかくて、ゆでると色が変わったところで止めてもぐにゃりとなってしまうほど。それで、葉柄だけ切り落として葉の部分だけをサラダにしてみたら、大正解。
去年はホウレンソウのサラダなんて考えてもみませんでしたが。
2010.05.15:くみ [
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普天間の海兵隊基地をめぐる鳩山首相のことです。夢の中でも、彼は「腹案」があると言っていました。「日本国の総理大臣としていのちをかけて」とも。現実とほぼ重なります。
夢の中の彼は、普天間の基地は県内移設、国内移設ではなく、初めから国外への撤退を要請しようと決めていました。でもそれを単純に言い出したのでは、アメリカは簡単に「NO」と言うに決まっていますし、国内でも「国家間の約束ごとをたがえることはできない。」とか「日本の安全保障上、不可能だ。」とか、「海兵隊が沖縄にあることの抑止力」だとかのあれやこれやの意見が百出し、事実上、収集困難になるだろうとの読みから、ある迂回策をとることにしました。それが彼の「腹案」でした。まさに、いのちをかけた「腹案」でした。
それは、今日の日米関係のバランスを打ち破っていく上で、民衆のエネルギーに全面的に依存しようというものでした。民衆のエネルギーが時の政治構造に大きく影響を与え、ダイナミックな変革への道を切り拓いていく。日本での成功例は少ないですが、韓国でも、フィリッピンやタイでも良くあることです。鳩山首相は普天間の国外移転の可能性はそれしかないと考えていました。
約束してきた普天間基地の県外移設をいったん反故にし、期待を裏切ってみせることで沖縄県民の怒りをかい、普天間に決して後戻りできない状態を作り出す。一方でわざと徳之島の自治体、住民の頭越しに基地の移設案を表明することで、島民の拒否の運動に火をつける。現実の鳩山首相のやっていること、マスコミや野党からたたかれていることと同じことを、夢の中では冷徹に考えた上での戦略としておこなっていったのです。
夢の中ではさらに厚木海軍飛行場のある神奈川県にも受け入れの打診をすることで、首都圏にも大きな反発を作り出し、全国的な反基地の盛り上がりを形成していきました。そしてそれら,いくつかの節目となる局面で国際的な報道機関にリークし、沖縄普天間の事態を国際的な広がりをもって報じられるよう仕組みました。
夢の中の鳩山首相は実に見事な役者でした。国民はその計算された「迷走」の実際をしりません。マスコミもこぞって政府の無力さをなじりました。しかし、間違いなく民意は盛り上がり、世界のマスコミはこれを伝えました。
その上にたって、5月下旬、鳩山首相は日本国政府声明としてアメリカ政府に対して次のような趣旨の文章を送ります。
「今、日米両国の関係は大きな危機の中にある。沖縄の全県民が海兵隊普天間基地の県外への移転を求めている。移転先にと検討した鹿児島県徳之島でも、全ての自治体と住民がその受け入れを拒否している。日本本土の米軍、自衛隊基地周辺でも同じだ。つまり日本国中の全自治体、全国民が国内移転を拒否している。これを承知であえて移転を強行するなら、大きな混乱を招かざるを得ないし、日米関係全体に悪影響をおよぼすであろう。
日本国政府は、普天間からの海兵隊の移転先をめぐり、沖縄県内、外にわたってその可能性を探ってきたのだが、いまや残された結論はただひとつだ。沖縄の海兵隊は日本から撤退していただくしかない。それが国民の意思であり、その代表機関としての日本国政府の結論だ。日本国以外のどこに持っていくかは日本国が口を出すことではない。」
夢の中、国際世論は日本の姿勢を支持しました。
アメリカは普天間から国外に移転せざるを得ませんでした。
この戦略を練ってきたのは鳩山、小沢を軸とする少数の政治家でした。特に小沢は「第七艦隊があれば日本の全ての米軍基地は不要」といい、「米国との対等な関係を目指す」と主張してきたことで、アメリカと日本国内アメリカ派から常に狙われ続け、失脚すれすれのところで生き延びてきていた政治家です。歯車の推進役には沖縄県知事も参加しました。沖縄県民集会に知事が参加し、県内移設にNOと言ったことで完全に退路を断ち、アメリカへの大きな圧力を与えることに成功したのです。
夢から覚めてみたら、TVで、みのという司会者が、コメンテーターの元三重県知事と「県内移設」の可能性に言及している鳩山政権の迷走ぶりを笑い、国外を主張する同じ与党の社民党党首を「彼女は困っているだろうな。」「うん、泣いているでしょう。」とニヤニヤ笑いながら話しているところでした。
困っているのも、泣いているのも、沖縄、そして、アメリカにとっての愛犬ポチ、日本とその誇りなのです。
夢の話はこれで終わりです。
で、どうでしょうか。「迷走」は狙ってのことなのか、ただそうなってしまっただけなのかはいまさら問いません。でも結果として、起こってきている沖縄普天間の海兵隊基地国外撤去のエネルギーを、「夢」のようにつないで行くことはできないものなのだろうか。
さらにその続きを嘉手納、岩国、横須賀、厚木、三沢へと。
私の長年の友人が次のようなメールを送ってくれました。
「私も還暦を過ぎ、もう62才です。私が生まれる前からの米軍、占領軍を見て育ち、もういい加減に外国の占領軍は追い出したいと強く思いました。そうでないと私の生涯は占領下で一生を過ごし、独立国での経験がないままに黄泉の国へ旅立つことになりそうです。」
私もまったく同じ意見です。
沖縄に申し訳ない。
ポチ日本に終止符を!
これを単なる春の夢話に終わらせたくはありません。
写真は外で遊ぶオンドリとメンドリたち