mistarboo「食の内需拡大には公共施設の開放だ」コラムvol.16:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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mistarboo「食の内需拡大には公共施設の開放だ」コラムvol.16
2009.04.13:Copyright (C) 川西食人(syokunin) “山形のおいしいもの、川西のうまいものが集結。”
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さて、今日のコラムは提案だ。
食が豊富な山形! しかし、一歩、外から見てみると、山形のPRは下手だね。もっともっと情報発信をすべきだね。仙台は人口がいるせいもあるだろうけど、食の話題は新聞、テレビ、インターネットとも尽きないね。すごい情報量だと思う。
では、このPR方法の下手さをすぐに解消できるかというと県民の気質から考えると時間がかかるよね。
そこで本題の提案である。食の内需拡大という点で「公共施設の開放」を提案する。
今、入院していて、病院内には、売店もあるし、カフェも焼きたてパン屋もある。どれもすごい混んでいて、俺は一つのマーケットだと思う。特に売店の前には、イベント広場と称したスペースがあり、日替わりでいろいろなものを販売する。三越の出張販売、菓子屋さん、産直施設、パン屋、果物夜など・・。これが売れるんです。店番をしていて、来るか来ないかわからずの「待ちの商売」をしているより、ずっと効果的である。特に産直関連は完売するケースが多い。時間単価で積算すると、すごく効率のいい商売だ。
なぜ、売れるか? それは人がいるからだ。当たり前の話・・。イベント販売をする場合、何が大変かというと、人を集めること、つまり、販売していることを広報周知することが大変。それが病院内であれば、特別な周知をしなくても、ここだと何千人という人が目にすることができる。
これを読んている人の中には「病院内で商売をするのはどうかと??」と思う人もいるだろう。でも、やれ食料自給率のアップだの、地域経済を活性化するだの、言っている状況だから、「動けるところからう動く」というのはどうだろう。賛成?
反対?
俺は、病院内の販売場所としての開放だけを提案するのではない。もちろん、病院内も十分なマーケットだと思う。俺が提案するのは、県庁、県の合同庁舎、市町村役所、大学の施設内開放だ。もろちん、どこの施設も少しのスペースでしているが、もっと大々的にしてほしい。山形県庁だと地下の少しのスペースでしているが、例えば、屋外の広場を使って、月に2〜3回程度、昼の時間を利用して、市町村の定例の物産市をしてほしい。県内市町村の持ち回りで・・。県職員にとっても、市町村の状況を知るいい機会だと思う。だって、県庁の建物の中に人が何人いると思う? 隣に警察もあるけど・・。1000人? もっといるでしょう! 来客者もいるんだから・・1000人を集めるイベントを実施しようと思ったら、すごいお金がかかるよ。定例で開催していれば、県庁周辺の人も来るだろうし・・。
そして、大学はどうだろう? 学食という低コストの食はあるものの、月2〜3回、市町村持ち回りの物産市を昼の時間を利用して開催してみてはどうか? それこそ、他県から来ている学生にとって、新たな山形の価値を知ってもらうことにもなると思うし。
もちろん、売れるか売れないかは出店者の知恵の見せ所である。
地域経済をあげること・・できるところからする! この提案はいかが?