キツネの進化:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産

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キツネの進化


キツネがやってきた。
今までならきまって明け方の4時前頃なのに、今回は夜の8時頃。
この日もニワトリたちはいつもどおり夕方まで外で遊び、暗くなる前に自分で鶏舎に入っていた。でも息子は久しぶりに子どもたちと遊びに出かけ戸締りが遅くなっていて、俺は別の用事で家を離れていた。

帰宅後、戸締りのために鶏舎に近づいた息子は、足元に広がっている数十のニワトリたちの無念な姿に動けなくなってしまったという。

自然養鶏30年、
この時間帯に襲われることはなかった。
彼らは経験から学んでいた。
自分たちに機会があるとすれば時間帯ではなく、人間の一瞬の油断だけ。
たぶん、こんな結論を持っていたのだろう。
彼らのこの学びと進化を俺たちは想像すらできず、経験に安住していた。
この差が今回の事態を招いてしまった。

自然はわずかな甘えも許さない。

自然と同居は・・・・・ねぇ〜!

 自然と共に・・・、自然と同居・・・・。
 私は、この言葉でイメージする世界は大好きなのですが・・・!

 私が想像するその世界は、自然災害や獣・虫・細菌被害の無い世界です。

 山形は、狸に続いて、キツネなんですね!

 讃岐は、猪です。
 今年は、猪にやられて、桃畑の桃が全滅でした。
 80歳を過ぎた母にとっては、猪除けの柵を作る知恵と労力がありません。 
 袋を掛けるだけで精一杯なんです。
 5月に、まだ小さな桃の実をワキながら、袋を被せました。
 収穫前になって、猪にやられました。
 千切って食べるだけじゃないんです。
 桃の木の枝を折って、畑中が悲惨な状態になりました。

 それで、畑の桃は、全て諦めて・・・・、
 家の横に植えてある桃を期待していたのですが、それも、カラスに突かれています。

 去年までは、JAに出荷できるような桃も収穫できていましたが、
 今年は、知り合いや親戚のみんなにお裾分けの桃も収穫できませんでした。


〔写真〕・・・「ちょっと早いけど、カラスに突かれる前になぁ〜」って、昨日もらってきた桃です。
       
※(曾孫に食べさせたいとの思いから、収穫した殆どの桃をうちにくれました)

 友・・・「隣々町で、ウリ坊が車に轢かれとったんで〜」
 私・・・{猪が増え過ぎてるのじゃないの〜}って心の中で思いましたが、
     「可哀想にねぇ〜」って、普通の言葉を返しました。

{猪とか猿とは同居できんわな〜、可哀想なのは農家の人たちやわな〜}って
 思ってしまいます。

 もう、来年から我が家は、桃は買って食べる物になりそうですが・・・・。

 それでも、頑張って作り続ける農家の人たちは、有刺鉄線で柵を作ったり、柵に電流を流したり、
猪や猿たちとの知恵比べ、隙を見せない体力と労力・・・、そして経費・・・。

 桃も、もっと高価になってしまうよな〜! 
2014.06.28:山 さくら [修正 | 削除]
山さくらさま
私たちのところにはサルもイノシシもいません。
桃をイノシシがとるのですか?
あの胴長の重い身体で木の上に登るのですか?
2014.06.29:菅野芳秀 [修正 | 削除]
猪は木に登らないと思います!

 桃の木は、林檎や梨と違って、低く育てています。
 高くても2メートル弱かな〜!

 ほとんどは、人の背丈でちぎれるように剪定しています。
 高い所でも、2〜3段の脚立があれば十分です。

 猪は、桃の枝にもたれかかるんやと思います。
 
 でも、猪が出て来るかも知れんって思ったら、畑も一人で行くには危険でしょう。

 私は、見たこと無いので確かなことはよくわかりません。

 〔写真〕・・・家の横に植えてある桃の木です。
2014.07.01:山 さくら [修正 | 削除]
山さくらさま
なるほど、そうやってとるのですか。深い雪の世界にはこれないのかもしれません。雪の上は渡れないだろうから。


2014.07.02:菅野芳秀 [修正 | 削除]
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