6月の田んぼ:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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6月の田んぼ
2012.06.26:Copyright (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
美しい
子育て講演会 お疲れ様でした
いよいよ夏!
くみさん、鷹濱さん、種さん
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左が我が家の田んぼで右が同じ時期に田植えした友人の田んぼ。違いますね。どうみても色も生育も友人の田んぼの方に勢いがある。我が家の田んぼはまだ水が目立ち、密度が薄くどことなくひ弱だ。
右は化学肥料の田んぼ。左は堆肥だけの、ま、いってみたら有機肥料だけの田んぼだ。化学肥料は田植えと同時に投入され、すぐに水に溶け込み根に吸収されていく。有機肥料は気温の上昇、水温の上昇とともに分解されるため、今の時点では一見して肥料が不足しているように見える。
いま右の田の苗はどんどん分げつし茎数を増やしている。目標茎数を20本とすれば友人のものはほとんど到達しているにちがいない。早熟な育ち。おそらく7月中旬になれば30〜40本ぐらいにはなっているはずだ。でも稲を刈る時期になればその半分が消滅している。海苔巻のなかのお米のような、と表現したらわかってもらえるだろうか。ぎゅうぎゅう詰めのおしくらまんじゅう状態に耐えられなかった茎はどんどん溶けていくためだ。
我が家はまだ植えられた状態とあまり変わらない。秋までにゆっくりと20本に近づいていけばいい。
イネも人も早熟は決して近道ではない。
写真は夕暮れの田んぼ