こんな眼で、周囲を見回してみたい。:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産

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こんな眼で、周囲を見回してみたい。


犬っ子達との朝散歩。

日の出時刻はまだまだ遅く、寒くて暗い。今朝は、マイナス6℃を下回っているだろう。

周囲が少しだけ明るくなって、雪の陰影が見え出した。
気温が低いせいか、さらに昇華作用が加わってか、雪の結晶の先端が鋭い感じがする。

その鋭い先端が無数に重なり合って、とても質の良いパールメタリック塗装みたいだ。

もう少し明るくなって来たし、体も少し暖かくなって来たので、
ちょっと立ち止まって犬っ子ケンタ(兄5歳)を撮影。

ま、トーちゃんの欲目であろうが、この犬っ子の眼が大好きだ。
あー、こんな眼を再び取り戻して改めて周囲を見回してみたいものだ。

・・・そんな事を想いつつも、雑念たっぷりで恐縮なのだが、

昨日のNHK・TV山形版ニュースで、
「県内製造業生産高が全産業の30%超えている」という様な内容のものが何度も流された。
この事実と数字がシンプルにクローズアップされているだけで、
<だからナンなんだ。>という事には、ほとんど触れられていない。
でもニュアンス的には「こんなに大きな数字を占めてるので大事なんだぁ〜」という感じだった。

それだけに、私の頭上には??????マークがたくさん現れた。
先ずは、その報道の必然性についての???マークであった。
なんでこの時期に上記の様な報道がNHKで流すんだろう????
ま、素直に「あ、そうですかぁ。。。」で忘れてしまえば平和なんだろうけどネっ。

さらに、その数字の表され方を見るに、比較対象相手である第三次産業については
「サービス業■%」「小売業■%」「卸売業■%」、加えて「その他■%」と、
非常に簡略化されており、<一見>非常に分かり易いものであった。

しかしながら、「県内製造業=第二次産業」であるので、統計の土俵を合わせるには、
「サービス業■%」「小売業■%」「卸売業■%」の合計である「第三次産業」という括りとの
比較対象が必要なのだが、はじめっから3っのカテゴリーに分散されて表されている。

なにか意図があるのだろうか???
これでは、フツーは何気なく誘導されちゃうよね。

ちなみに、県内の第三次産業合計はかなり以前(確か・・・昭和50年頃だったかな?)に、
既に50%を超えているのだ。従業者だって一番多い。

産業(お仕事)は、すべて大事である。そして、それぞれに夢や経緯や課題があって今がある。
同時に、それぞれ全てが、繋がって成り立っているのに・・・・。

世で言う「声の大・小」というヤツなのだろうか?

嗚呼、犬っ子ケンタの様な眼で、改めて周囲を見回してみたいものだ。
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