8月分のお米ですーお届けしているお米に添えた「手紙」:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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8月分のお米ですーお届けしているお米に添えた「手紙」
2011.08.07:Copyright (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
ほんとに、、、、同感です。
TPP問題に関するビデオを紹介します。
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今月のお米の味は如何でしょうか?
お届けしましたお米は出荷直前まで籾(もみ)をまとっていました。服を着ていました。7月にもお伝えしたかと思うのですが、それには訳があります。といいますのは・・・。
お米の多くは玄米で貯蔵されています。その玄米は梅雨に入ってから急速に劣化していきます。玄米の肌が見るからに荒れてくるのですね。かつてあったべっ甲色のつやつやした輝きは失われ、いかにも「苦労したよ」というガサガサした感じになっていくのです。この落差はちょっとかわいそうなくらいですよ。わけを言えば、玄米が梅雨を前後する環境の大きな変化に「素っ裸」で対応しているところにあります。暑いし、蒸すし・・、大変な苦労だと思いますよ。エネルギーもたくさん消費したでしょう。その結果、つやつやがガサガサに・・・というわけです。これを防ぐためには玄米を低温倉庫に入れるなどの方法もありますが、自然なやり方としては玄米にせずに籾のまま貯蔵するという方法です。籾は固いガラス繊維でしっかりと玄米を包みこみ、守っていくのです。我が農園のお米は、昨年の秋から今年の8月分まで、ずっと籾の被服をまとっていました。べっこう色の輝きを失わずにいました。お届けしたお米はそんなお米です。
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今月も「黒い斑点」をもったお米があちらこちらにあるかもしれません。「カメムシ」の食痕です。「色彩選別機」を通してできるだけ取り除いているのですが、多少は入ってしまいます。味には影響いたしませんし、身体に悪い影響があるわけでもありません。そのまま食べていただいてかまいません。穂の乳熟期に殺虫剤を一回でもやれば被害を防ぐことができるのですが、先月にもお伝えしましたように、そうしますとトンボやクモなどの益虫たちも一斉にいなくなってしまいます。できませんよね。我が農園のお米を食べていただいている皆様にはきっとお分かりいただけると思います。
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もうじき、稲たちは穂をだします。品種は「ひとめぼれ」、「コシヒカリ」それに「黄金もち」です。「殺虫剤」、「殺菌剤」はやっていません。化学肥料も使っていません。肥料は堆肥などの有機肥料のみです。
健康は食から、食は土から。人間は土の化身です。だから・・何よりもいのちを育む土を守り、その結果として生命力豊かなお米を作りたいと願ってきました。田んぼが黄金色に輝くのはもうじきです。どのようなお米が育っているのでしょうか。
幸いにも当地への原発の影響は低いと言われていますが、同じ志を持ちながら田んぼに立ち尽くす福島の農民を思うとき・・・言葉もありません。
土といのちの循環の下に・・・菅野農園(代表;菅野春平)