カタユキ渡り:ヤマガタンAnnex|山形の農業~農林水産
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カタユキ渡り
2011.03.08:Copyright (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
新しい春の準備の時季ですね!
佐藤さんのように冷静に思慮深くなりたいです!
背中と腰の痛い本当の理由は・・・!
言葉や文体には人柄がでますね。
私の主観において
もう我慢できない!
私は、ニュースで聞く位しか・・・・?
首相の「原発見直し」発言!
実りある対話を深めていきましょう
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冬の最中は毎日が雪振り。
今年は2m近い雪に悩まされました。人の移動も除雪機で雪を除いているところだけに限られ、それ以外のところではまず無理。雪のなかにわけ入っていくことはできてもその上を歩くことはできません。腰まで沈んでしまいます。
だけど、春が近づいてくる3月のある時期、それができるんですね。
「カタユキ渡り」をご存知ですか?風景はまだ冬なのですが、それでも暖かな日差しが多くなってくるころ、昼間の暖かさで水分を多く含んだ表面の雪が夜の低温で凍りつき、さながらグランドの上を歩くかのように硬くなった雪の上をどこまでも歩いていくことができるのです。
気持ちいいですよ。
我が家の前に広々とひろがる水田。まだ積雪が1m以上はあります。想像してみてください。この雪原がどこまでも、どこまでも広がっていて、その上を縦、横、斜め、どの方向にも自由に歩くことができるのです。周りには自分の背よりも高いものはなく、さえぎるものは何もありません。ただ、まっ白な雪の原が広がっているだけです。まっしろい、純白の風景の上をどこまでも歩いていく・・・。幻想的な時間が流れていきます。
そんな光景も午前10時ごろで終わりです。後はまたお日様に暖められて表面の硬さが緩んでいく。
カタユキ渡りができるようになると、農家は水田に植える種籾の準備をはじめます。春はそこまで来ています。