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▼金型のオーバーホールは大事だ。痛切に感じた

金型のオーバーホールは大事だ。痛切に感じた/
とある製品のお話し。

品質も安定していないが、供給数量は確保しなくてはならない。
つまり100%の自信が無いうちに出荷(サービス開始・生産開始)するようなもの。

特にそういう場合には本来しなくてはならない事すら時間が取れずに、逆にその為に品質が悪くなってしまった。
今回そういったことがありました。

お客様にお願いをして、思い切ってオーバーホール(分解清掃)を実施しました。


今までは不具合が生じた都度金型の修理を行っていたので、ある程度の期間で分解清掃のような形になっていた。

それが修理の度に壊れないような対策を講じた結果、壊れなくなった。
そしたら分解掃除が出来なくなったというわけ。

基本的には分解掃除は定められた時間に行うことになっていますが、数量確保と言う観点から出来ずにいて、かえって品質を落としてしまって数量確保が出来なくなりそうになったという事でした。

鶏と卵とは良く言いますが、今回は本当にその大事さを感じた所でした。

ただ、今迄経験した事のない成形材料樹脂で、とてもガスの発生が多く、通常では考えられない程、金型にガスが固形化して付着していました。

これでは性能が発揮できないのは当たり前と思われます。

成形の場合、樹脂によって大きく品質や生産性が左右されます。
今回は本当に苦労していますが、社内で金型をいじれなかったらと思うとゾッとします。

当社のセールスポイントが生きた訳ですが、流石にそろそろ何とかならんかと思います。

昨晩オーバーホールをしたら(一晩かかりました)今朝は調子良さそうに稼動したので、まずは結果が出てよかった。

「理にかなった事を成そうとする場合、それは殆どの場合達成する」
誰かがいった言葉ですが、まさしく「道理」でした。

本当はもっと「道理」を理解していなくて苦労していることがありそうだね。

今日はそこいら辺を良く観察して行こう。
暑くなりそうな天気予報です。
情熱をもって頑張ろう!
2007/05/23 07:39 (C) ものづくりノート
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