▼上杉文華館 「 藩校・興譲館の俊英 」2014/12/05 09:00 (C) 伝国の杜 情報BLOG
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米沢は今月から毎日、雪が降っています*。☆*.☆ (*・∀-)b
深々と降り積もる真っ白なの世界が幻想的です。(*^▽^*)ゞ
厄介者にされがちな雪ですが・・・Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll) 雪と連想すると皆さんは何を思い出しますか?ヽ(○´∀`)人(´∀`○)ノ♪
さて、今月も当館の常設展室内の上杉文華館で、「 上杉鷹山をめぐる人々 」をテーマに9代藩主上杉鷹山をめぐる様々な人々にスポットをあて藩政改革と鷹山の人物像、当時の武家社会について国宝「上杉家文書」の中から毎月展示資料を入れ替えながらご紹介いたします。
平成26年度、第12シリーズの第9弾、
「 藩校・興譲館の俊英 」
【展示期間】:平成26年11月27(木)〜12月21日(火)
鷹山は師で儒者・細井平洲の助言を得て、安永5年(1776)4月、 藩校・興譲館を設置しました。
これを鷹山は新規事業ではなく、4代藩主上杉綱憲が元禄10年(1697)に設置した学問所の「御取立」(学館再興)と位置づけています。
教育内容は主に儒学でしたが、礼儀作法の授業もありました。興譲館の学生の中には選抜されて3ヵ年費用を藩から支給される常詰勤学生、自費で常詰で学ぶ寄宿生、通学者などいました。
興譲館出身者の中には、今成吉四郎や蓬田郁助など、その能力を評価され、藩主側近や藩政の実務担当者に抜擢された者も少なくありません。
興譲館之図(こうじょうかんのず)
窪島政男
昭和五年(一九三〇)
五九・〇×八七・〇
米沢市上杉博物館
今回は、興譲館の基本は細井平洲の考えにあり!!
国宝 上杉家文書
上杉鷹山写大石綱豊書状 (うえすぎようざんうつし おおいしつなとよしょじょう)をご紹介いたします。
江戸時代 (文化一三年・一八一六)一一月
一六・三×五五・四
米沢市上杉博物館
[ 解 説 ]
上杉鷹山が示した興譲館の運営方針を、大石綱豊(家老兼興譲館総裁)が教師と学生らに伝えた文書です鷹山が大石の文書を、控えとして書き写したものと考えられます。
この文書によれば鷹山は、師である故・細井平洲(享和元年・一八〇一没)の考えこそ興譲館の基本である、と明言しました。さらに、平洲がかつて学制について答申した文書を大石に渡しました。その内容は、米沢古来の風儀を守り、浮ついた言動を抑え、手本となる師長(師範役)を吟味すること、師長は米沢藩のために人物を教育すること、分限を弁え奉公すること、といったものです。
この方針は、以後、興譲館の学則として位置づけられ、教師と学生たちに受け継がれていきました。
◆コレクショントーク
12月 7日(土)14:00〜
講師:当館学芸員 佐藤 正三郎
場所:常設展示室 上杉文華館
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております(人´∀`*)☆.。.*・゚☆゚・*.。.☆
次回、展示予定
上杉文華館 《 上杉鷹山をめぐる人々 》
「 庶民と触れあう 」
【展示期間】:平成26年12月23(火祝)〜平成27年1月25日(日)
.。o○.。o○ お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238−26−8001まで .。o○.。o○