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▼こども狂言クラブお稽古の取材【米沢市】伝国の杜

こども狂言クラブお稽古の取材【米沢市】伝国の杜/

           


伝国の杜こども狂言クラブは、平成25年11月9日(日)に和泉流狂言師の山下浩一郎先生によるお稽古を行いました。
この日は、和泉流狂言師の山下浩一郎先生のご指導のもと、演目ごとに分かれてお稽古を行いました。

掲載が遅くなりましたが、取材に伺いましたのでお伝えいたします。


◆お稽古演目

狂言「盆山(ぼんさん)」
小舞「宇治の晒(うじのさらし)」
狂言「鐘の音(かねのね)」
小舞「七つ子(ななつご)」
狂言「仏師(ぶっし)」


狂言「盆山(ぼんさん)」

狂言「盆山(ぼんさん)」メモも忘れずに
 
動きを覚えていきます。

「メリメリメリ」と引き倒す動作
 
刀を抜く動作を練習



狂言「盆山(ぼんさん)」のお稽古では、前半はセリフ読みをし、
後半は、狂言の動きを覚えました。

狂言の特徴のひとつに、物音を演者自身が台詞で言う「擬音」があります。
狂言「盆山(ぼんさん)」では、扇をのこぎりに見立てて「ズカズカズッカリ」と垣根を壊したり、「メリメリメリ」と引き倒したりする場面があります。
その印象的な台詞は、一度聞くだけで耳に残ります。

お稽古では、「メリメリメリ」と引き倒す場面での力の入れ加減や、表現の方法を練習しました。


小舞「宇治の晒(うじのさらし)」

小舞「宇治の晒(うじのさらし)」の復習稽古
 
扇の高さも大事になってきます。

山下先生が細かくご指導にあたります。
 
身体を引き寄せる動きの場面

2人で舞を舞います。
 
前にかがむ動作



小舞「宇治の晒(うじのさらし)」のお稽古では、次回の発表会「置賜こども芸術祭2013」で披露する演目なので、出演するメンバーで最終確認を行いました。


狂言「鐘の音(かねのね)」

セリフを確認しながら動作を覚えます。
 
山下先生のお手本に沿って細かく習得

一人舞台なので難易度は高いです。
 
一生懸命お稽古に励んでいました。



狂言「鐘の音」のお稽古では、セリフを読みながら狂言の動きを練習しました。
12月に控えている今年度の中間発表に向け、お稽古に励んでいます。


小舞「宇治の晒(うじのさらし)」

能舞台で小舞「宇治の晒」を練習
 
着物と背景が美しいです。

扇を使い、舞を表現します。
 
ひとりでしっかりと舞いました。



伝国の杜・能舞台に移動し、小舞「宇治の晒(うじのさらし)」をひとりで舞の披露をしました。

素敵な着物に着替え、扇を持ち、小舞を舞う姿に、居合わせた人達も足を止め、見入っていました。
小さいながらにも上手に舞う姿に、舞の練習を終えたあとに拍手が沸き起こっていました。


小舞「七つ子(ななつご)」

前半は謡の練習です。
 
後半は舞の型を練習します。

4人が揃うと綺麗です。
 
難しい動きもあります。



小舞「七つ子(ななつご)」のお稽古では、前半は謡の練習をし、
後半は舞の型を練習しました。


狂言「仏師(ぶっし)」

狂言「仏師」の稽古
 
セリフを読みます。

発声も上手です。
 
狂言「仏師」の稽古



この日の最後のお稽古では、狂言「仏師(ぶっし)」です。
主に、セリフ読みと狂言の動きを練習しました。

夜遅くまでのお稽古となりました。







伝国の杜前は紅葉が綺麗でした。

12月には本年度4月から習っている狂言・小舞の演目を発表する中間発表会が予定されております。
子ども達のお稽古の成果が楽しみです。




置賜文化フォーラム編集員の文化リスがお送りしました。





○取材日    平成25年11月9日(日)
        場所:伝国の杜 大会議室(米沢市)

○取材協力   伝国の杜こども狂言クラブのみなさん
        ご指導者 和泉流狂言師 山下浩一郎さん
        財団法人米沢上杉文化振興財団 伝国の杜・置賜文化ホール








2013/11/27 09:00 (C) 置賜文化フォーラム
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