▼金剛閣スタッフブログ 月曜樋口です。vol.192010/12/13 07:51 (C) 米沢牛黄木 金剛閣・旬なお便り
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つい先日まで話題になっていた惑星探査機「あかつき」ですが、我が金剛閣とも
繋がりがあるのです。それは、金剛閣最上階に位置する「明星」(あかぼし)です。
なぜ、明星とあかつきが繋がりがあるのかと言いますと、今回失敗こそしましたが
あかつきのミッションは金星のメカニズムの解明だったわけです。
地球から見ると金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月についで明るく
見える星であることから、明け方に見えるのが「明けの明星」、夕方に見えるのが
「宵の明星」として別々に扱われています。
もうお分かりですよね…
そうです、この金星は、我が金剛閣「明星」の名前の由来となった星なのです。
ギリシャ神話の中で、金星は愛と美の女神「アフロディテ(英名ヴィーナス)」と
されています。その美しい輝きときらめきを見れば、その名前の由来もおのずと
納得できますよね。また、金星は魚座と深いかかわりを持つ星のひとつで
ギリシャ神話の中にもそのお話が出てきます。
アフロディテとその子エロス(英名キューピット)からユーフラテスの川岸を
歩いていると、テュホォンという化け物が襲い掛かってきました。みんな鳥や
虫などさまざまな姿に変身して川へ飛び込み難を逃れました。
その時の魚が、星占いでおなじみの魚座のはじまりなのです。
金星が愛と美の女神アフロディテであり、魅力いっぱいにきらめくように
私達も人を引きつける"味力"を持つ存在でありたい…
そんな願いをこめて「明星」と名づけました。そんな由来があるのです。
さて、本題に入ります。
四つの胃は見事な連係プレーをしています。
四つの胃のうちの第一胃は、「ルーメン」と呼びます。
第二胃はハチノス、第三胃はセンマイ、第四胃はギアラと業界では呼びます。
しかし、ルーメンは英語、ハチノスとセンマイはその形からくる日本語。
さて、ギアラは?と聞いても何語かを知っている人は少ない。一説によると
戦後米軍基地で牛の内臓をギャラの代わりに支給されたことがあるので
ギャランティーのことだという。
第一胃はミノとも呼ばれるが、開いてみると蓑のような形をしていることから
名付けられた。第二胃は、英語ではレティキュラム。内側にはまさにハチノス
のようにハニカム構造をしています。第三胃は、英語ではオマズム。襞が千枚
あるようにシマシマになっている。第四胃は、英語ではアボマズムと呼ぶ。
では、四つの胃は何をしているのであろうか…
第一胃は、微生物を飼ってそれに食物繊維を分解させ、分解の結果合成された
いくつかの酸の上前をはねる。消化が不十分な食物繊維があれば、口に戻す。
戻された食物繊維は、牛の強力な奥歯で噛み砕かれ、微生物が分解しやすくする。
馬は噛みつくが、牛は噛みつかない。牛には、上あごの前歯がないのである。
しかし、奥歯は稲藁も噛み切るくらいの力がある。もし、奥まで手を突っ込んで
しまったら、一瞬でつぶされるであろう。
第二胃は、第一胃の中身を攪拌するポンプの役目。第一胃に向かって強力な水流を
噴出し、第一胃の中身がよくかき混ぜられるようにしている。日本酒をつくる際に
杜氏が毎日もろみをかきまぜて発酵を進ませるように、牛は24時間休むことなく
第一胃の中をかき混ぜなければならない。2分間に2〜3回の収縮を起こす。
杜氏より重労働である。第二胃がハチノス状になっているのは、強力で複雑な
水流をおこすためである。第二胃から噴射される水流に続いて第一胃が収縮し
これを第一・第二運動という。
次週に続きます。
今日も最後まで読んでいただき有り難う御座います。
A lundi !