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▼農山漁村いきいきシニア活動表彰で講演して参りました

平成17年10月12日(水)於:農林水産省講堂(本館7階)で、平成17年度農山漁村いきいきシニア活動表彰式が開催され、その際に講演して参りました。
この表彰式は、社団法人農山漁村女性・生活活動支援協会が実施しているもので、各地の農山漁村地域のいきいきとしたシニア活動を展開している高齢者やそれを支援する団体に対して贈られたものです。
(主催/社団法人農山漁村女性・生活活動支援協会、全国農業協同組合中央会 
 後援/農林水産省、全国森林組合連合会、全国漁業協同組合連合会)

全国各地のシニアがいきいきして活動されている事業内容を拝見する機会を頂き、嬉しく思うと同時にとても励みになります。また、今回は地元山形県の飯豊町木炭生産組合も受賞し大変感激いたしております。
<優良活動団体>
埼玉県 定年退職者学頭営農組合
鳥取県 西郷地区特産物をつくる会
山形県 飯豊町木炭生産組合
岡山県 三室ふるさと特産物生産グループ
新潟県 とちお 夢しお21
青森県 階上漁業協同組合女性部

この度私は「観光農業で地域おこし」~地域資源をフルに活かす~をテーマに、寒河江市が観光農業に取り組むようになった経緯からお話を始めました。

昭和59年官民一体となって「寒河江市周年観光農業推進協議会」を設立し、通年観光から周年観光に徐々に移行していきます。なぜ農協が観光に取り組んだのか、なぜ官民一体で取り組む必要があったのか、その時の組合員はどうだったか、などを、具体的にお話ししました。そして、観光商品開発で重要なこととして、「地域資源」の考え方や発想の転換こそが重要であったこと。生のリサーチを通し五感をフルに働かせて、智慧を出すこと(知恵ではなく)。お客様の目線・ニーズこそが商品開発の足がかりでした。お集まりの諸先輩方同様に、数々の苦難を熱意・頑張り・努力で乗り越えて今の寒河江、そして自分があると思っています。

「地域おこし」に何と言っても必要なのは、
①面白いこと ②売れること ③儲かること
お客様にとって必要なのは、
①価値観を得ること ②納得すること ③満足すること 
今地方に誘客する上で、絶対に必要な条件としては、
①地産地消 ②地産地笑 ③地産地商
以上を挙げました。
感動のストーリー(夢・ロマン・希望)がなければ、人は集まらない所以であります。

そういった意味でも、シニアの皆さんが元気でいきいき働く姿には、それだけでもドラマがあり、周りを元気にしてくれます。人と人の出会いよってファンが生まれ顧客になって、経済効果も生まれます。そこにやりがいや生きがいといった心の拠り所も生まれます。そして地域が活性化していきます。私は、これが地域おこしだと思っています。

実際に私が携わってきた観光農業では、シニア層の力が大きかったのです。
その頃の年齢ですが、
・花火や 45~65歳
・ふる里寒河江そば工房 42~70歳
・ふる里寒河江芋煮工房 70歳以上
・稲穂会 67歳
・ぽん菓子や 62歳~73歳
・観光案内所 65歳以上
観光事業の展開は、シニアの皆さんなくして語れないのです。

その他にも、
・語り部、・手品師、・仲人 といった得意な分野で活躍する方もたくさんいます。単にお元気というばかりではなく、技法や伝統、食育の継承の役割を担い、都市と地方を結ぶ重要なパイプ役と言えると思います。

今後、益々お元気でご活躍なされることを祈念しております。
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