▼ウエルドが目立たなくなった。2010/06/04 07:00 (C) ものづくりノート
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透明なアクリル製の製品で、真ん中に大きな穴が開いているのでどうしてもウエルドが発生してしまう。
ウエルドというのは、樹脂の合わさり目のこと。
射出成形で物を作ると形状によって発生する場合がある。
特に製品で穴が開いていると、ほぼ間違いなく発生する。
射出成形っていうものづくりの方法は、溶かした樹脂を金型の中に圧力をかけて流し込んでつくる。
金型の形は当然欲しい形にくりぬいてある。
というか彫り込んである。
製品で穴が開いているということは、金型の場合はそこに柱があるということ。
溶かした樹脂はその柱を左右に避けて流れて、また合流する。
その合流した時の合わさり目がウエルド。
一般的には筋みたいな傷みたいな状態になります。
穴のあるプラスチックには必ずあるはずです。
例外としては、穴を後加工であけたもの等はにはありません。
またウエルドは外観を著しく害しますから、外観のうるさいものは殆ど塗装で仕上げてます。
携帯電話などは良い例です。
このようにウエルドは昔から何とかならないか?と言われてきた現象です。
今は色んな方法でウエルドを無くそうと各社で競ってます。
今のはやり?は金型の表面を高熱にして樹脂を固まりにくくして目立たなくする方法。
んー、力業という感じかな。でも綺麗になるらしい。
でも相当高価な装着が必要みたい。
そこで当社のエコベント。金型の中の空気やエアーを排気する装置なんだけど、これを使って昨日ウエルドを消すトライをやってみた。
ビフォーアフターでかなり目立たなくなりました。
うむ?つかえるかも。
もう少ししたらホームページで公開しますね。
このエコベント、まだまだ優れた特徴あります。
段々とお話しすることにしよう。
今日は朝からお出掛けなので自転車通勤はお休み。
そのかわり沢山歩くぞー。