家の表と裏の上手な使い方:樽川技建株式会社

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家の表と裏の上手な使い方

 

 

見学会やお打合せの際に、

「白い外壁って汚れないんですか?」

というご質問を受ける事が多々あります。

 

 

もちろん外にあるので、

汚れないということはありえませんが、

汚れても見た目が悪くならなかったり、

目立たなくできるような工夫をしていますとお答えしております。

 

 

今回はその工夫についてお伝えできればと思います。

 

 

 

まず、

私たちのご提案しておりますシンプルノートの家の特徴の一つとして、

「家の正面に窓が少ない」という特徴があります。

 

 

一見、デザインだけを考え窓を少なくしているように思われがちですが、

私たちの設計にはもう一つ大切な要素があります。

 

 

それは、

「外壁を汚さないように考える」という事です。

 

 

外壁の汚れは、やはり家の印象をぐっと下げてしまいますし、

何より、掃除も大変ですよね?

メンテナンスによるコストも決して安くはありません。

 

 

では、外壁を汚さないようにするのと、

家の正面に窓が少ないのと、どういう関係があるの?

と思われると思いますが、

実は、外壁を汚してしまう1番の原因が「窓」にあるからなのです。

 

 

窓がある事によって、

その凹凸に、どんどん土埃やチリが溜まっていき、

雨の日に汚れた黒い雨垂れとして外壁をつたっていきます。

 

 

その跡は雨が降るたびに、

どんどん濃くはっきりと出てきてしまい、

目立つ汚れになっていくんですよね。

 

 

「家の正面に窓が少ない」のは、それを避ける目的もあります。

 

 

もちろん、ただ窓を少なくしただけでは、

暗く空気の流れが悪い家になってしまうので、

無くなってもいいように間取りをちゃんと考えることも重要です。

 

 

また、この窓と同じ事が言えるものが、

他にもあります。

 

 

例えば、換気扇のカバーも同様のことが言えます。

カバーの上に溜まった汚れや埃が、

雨の日に雨垂れになって外壁を汚していきます。

 

 

場所によってはカビなどが生えて、

一体が黒くなっている家も見かけますよね。

 

 

ですので、私たちがプランする際は、

この換気扇のカバーも家の正面や目立つところを避けて

計画します。

換気扇をつけないわけにはいかないので。

 

 

また、エアコンも同様です。

 

家の正面側につけてしまったら、

室外機と室外機までの外部配管が全面に見えてしまうので、

いくら家の外観がかっこよくても、それだけで台無しですよね。

 

 

このように、当たり前のどの家にもあるものが、

実はその配置の仕方によって、外壁を汚れやすくしてしまったり、

印象を悪くしてしまったりしています。

 

 

ですので私たちの家づくりは、

外壁を汚してしまいそうなモノを極力なくし、

そもそも汚れが付着しにくい家にしていくという考えです。

 

 

凹凸さえなければ、雨が降った時、

一気に外壁の汚れを洗い流してくれますからね。

 

 

ただ、先程もお話したように

家にはなくてはならないものがあり、

それを無くしていく事はできないので、

そういったものは、

できるだけ家の正面ではなく裏側などまとめていき、

汚れてもなるべく気にならないような位置や、

外観の雰囲気を壊さないような場所に配置していくように

心掛けております。

 

換気扇やエアコン、エコキュートやガス給湯機などがそれに当たります。

 

 

そこには、間取りの工夫もとても重要になっていきます。

 

 

結論として、私たちのプランでは、

外壁を汚れにくくしつつ、

それと同時に、外観の雰囲気を損なうような汚れ方をしないようプランを考えるので、

汚れが心配で、外壁を白にするか悩んでいるのであれば、

思い切って白を使っていただければと思います。

 

 

そして、プラン作成中にはスルーしがちな、

外の換気扇カバーやエアコンの室外機の位置なども、

しっかり検討していただくことをおススメ致します。


2022/03/04 10:51 (C) 樽川技建│信ノート
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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