家の間取りは土地で決まる!?:樽川技建株式会社

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家の間取りは土地で決まる!?

 

例えば、あなたが購入した土地の南側に、

 

2階建の家が建っていて、

 

そのせいで、敷地の半分ぐらいまで

 

日陰になってしまうとしたら、

 

あなたはその土地に、どのようなお家を建てますか?

 

 

 

さらに、南側だけじゃなく

 

西や北にも家が建っていて

 

周囲を家に囲まれているとしたら、

 

どのようなお家を建てるのが最も理想的なのでしょうか?

 

 

 

この場合、まず一般的には、

 

日陰になっている所を避けて家を建てようとしますよね。

 

 

 

つまり、なるべく陰にならない部分に

 

家を建てようとするため、

 

必然的に2階建ての家になるというわけです。

 

 

 

ではその場合、中の間取りはどう計画されるでしょう?

 

 

 

まず、1階の日光が入ってくる場所には、

 

明るく過ごしたいリビングや和室のスペースとし、

 

日が当たらなくていい場所には、

 

お風呂や洗面やトイレなどの水回りを配置すると思います。

 

 

 

そして2階には、

 

主寝室や子供部屋といったプライベートルームを配置し、

 

出来るだけ、全ての部屋を日当たりがいい南側に配置して、

 

その南側にはベランダもつくろうと考えるでしょう。

 

 

 

さらに、道路面である東側からも

 

朝の光がたくさん採り込めることから、

 

東側にも大きな窓をつくり、

 

東と南からたくさんの光が採り込めるように

 

間取りを考えることになると思います。

 

 

 

これが、この土地に建つ、

 

最も多い間取りの考え方です。

 

 

 

それでは実際にこのお家に住むとしましょう。

 

 

 

実はこのお家、残念ながら、

 

様々なデメリットを感じる家になってしまっているのです。

 

 

 

例えば、1階のリビングにつくった

 

大きな窓から見える景色は、

 

「すぐ南に立ったお家の裏側」です。

 

 

 

つまり、南の家のエアコンの室外機や給湯器、

 

換気扇によって汚れた外壁や

 

ゴミが並べられた勝手口などを

 

眺めながら暮らすことになるのです。

 

 

 

ですので、そうならないように、

 

隣との境界に目隠しを設置することになります。

 

そうでもしないとカーテンを開けて

 

気持ち良く暮らせませんよね。

 

 

 

また、道路面につくった大きな窓はどうでしょうか?

 

こちらの窓からは、光もたくさん入ってきますが、

 

それと同時に視線もたくさん入ってきてしまいますよね。

 

 

そうすると、

 

この東側の窓もカーテンを開けづらくなってしまいます。

 

 

 

次に、2階につくった子供部屋はどうでしょう。

 

小さな子供たちにとって、使いやすいのでしょうか?

 

 

 

もちろん、そんなはずはありません。

 

 

 

子供たちはお母さんの近くに居たいものですし、

 

散らかしたおもちゃを

 

片付けることもままならない子供たちが、

 

さらにそれを2階の自分の部屋に

 

持って行くとは考えにくいですよね?

 

 

 

つまり、子供のものや、自分達夫婦のものの収納が、

 

居室とともに全て2階にあるため、

 

いちいち2階に上り下りする手間がでてきてしまい、

 

片付けしにくい家になってしまいます。

 

 

結果、リビングやダイニングは物であふれてしまい、

 

あまり人に見せたくない状況になっていくでしょう。

 

 

 

その他、避けた日陰に出来た余白にも、

 

外構工事が必要となるため、

 

外構費用が余分にかかることになります。

 

 

 

ざっと挙げると、

 

こういったことがこのお家を建てた場合、

 

考えられるデメリットになります。

 

 

では、この土地にはどのような家を建てるべきなのか?

 

次回、全く違う視点でお伝えしたいと思います!

 

 


2021/11/17 11:16 (C) 樽川技建│信ノート
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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