家づくりで、当たり前に疑問を持つことの重要性:樽川技建株式会社

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家づくりで、当たり前に疑問を持つことの重要性

家づくりでは、昔から当たり前のように

『玄関は南に配置するものという事や、

『洗面やお風呂といった水回りは北に配置するもの』と

なんとなく頭にすりこまれている情報がありますが、

果たしてこれは本当に正しいのでしょうか?

   

もちろん、道路が南方向で接している土地の場合は

基本的に家の北側に水回りを配置することがほとんどですが、

道路が北側方向で接する土地の場合には、水回りを北に配置することはまず考えません

  

それは北道路の場合は北側が家の顔になるからです。

  

北側に水回りを配置した場合

まず給湯器が北面に置かれる可能性が高くなります。

給湯器を水回りの近くに置かなければ、お湯の出るスピードが遅くなってしまうからです。

  

しかしながら、給湯器を家の正面に置いてしまうと、

それだけで見た目を悪くしてしまいます。

しかも給湯器は本体に加えて

室外機もあるのでけっこうな場所を取ることになりますし、

汚れやすい設備なので家の正面にはもちろん置きたくはないですよね

  

また、水回りは窓の高さがバラバラになりがちな場所でもあります。

これも家の景観を損ねる原因となります。

さらに、防犯面を心配して格子付き窓などにすると

よりいっそう景観を損ねてしまう事にもなりますし、

コストも余計にかかってしまいます

  

また、水回りスペースで忘れてはいけないものが台所の換気扇です。

換気扇の外側には換気フードが必要になってきすので、

これが家の正面側にきてしまっては見た目が良くありませんよね。

そしてこの換気フードは、窓同様に雨の垂れジミなどをつける原因になってしまいます。

  

このように、単純な先入観で

『日当たりが良い南側=部屋』『日当たりが悪い北側=水回り』と考えてしますと、

大事なあなたの家の見た目を台無しにしてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。

 

間取りを平面だけで考えてしまい、それ以外の点に全く頭が回っていなかった結果です。

ふとした時にまわりの家をみてみると、多くの家がこのような状態に陥ってしまっております。

 

日当たり風通しをよくしなければいけない場所は一体どこなのか?

そして、そのためには

あなたの敷地の中でどのような間取りにするのが一番いいのか

生活動線や敷地環境敷などさまざまな角度からしっかり考えるよう心掛けていただければと思います。


2019/10/21 11:57 (C) 樽川技建│信ノート
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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