その後の暮らしNo.05 週末を楽しむ趣味の家:樽川技建株式会社

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その後の暮らしNo.05 週末を楽しむ趣味の家

広葉樹たちがあたり一面に生い茂る、天栄村は羽鳥湖高原の一画に、趣味の家こと竹内邸はあります。
普段は都心にお住まいですが、以前旅行でこちらを訪れた時に、周囲の環境にひと目惚れ。
週末を過ごす別荘として、この家を建てられました。

それ以来、ひと月に何度かは三匹いるワンちゃん達と訪れては、自然の中の暮らしを満喫されているそうです。
ご主人は写真好きで、また、料理好きな奥さまは教室を開いてしまうほどの腕前。
こちらで定期的に料理教室を開催しては、生徒の皆さんと週末を過ごされているそうです。
そしてワンちゃん達も、どうやらここが気に入ったらしく、週末にもなれば少し興奮気味。
夏は過ごしやすく、冬は薪ストーブで暖をとりながら、皆さんでとても快適な日々を過ごせているとのことでした。

老後はこの家で過ごしたいという竹内さん夫婦。
老体では階段の上り下りが大変だからと、当初から一階部分の一画を増築できるように設計。
これから長い月日をこの家で過ごすことを、実に楽しみにされているようです。
近々、庭にドッグランと薪小屋をつくりたいというお二人の、これからの森での暮らしが、とても楽しみです。
(取材/粟野智晴)
グリル正面の壁やシンクの下、レンジフードの上にも収納スペースを設け、使い勝手に長けたキッチン。あくまで奥さまが料理しやすいようにと設計し、天板など作業スペースも広めに設置している。モダンな壁のタイル、マリンライトを使った照明など、その見た目も印象的だ。
あえて一階中央に配置することで、動線がスムーズになり、空間をより広く演出。開放感があり、ストーブの存在感をひときわ感じられる。ストーブはベルギー産。広葉樹の薪のほか、針葉樹の火力にも耐えうるもの。長く使用するものだけに、材質や構造へも配慮している。
竹内家の家族である三匹のワンちゃん達も、木陰を通り抜ける風が気持ちいい雑木林の中を散歩したり、趣味の家の暮らしを楽しんでいるそう。これからご主人が庭につくる予定のドッグランのことも、きっと期待しているのではないでしょうか。
木造ドミノ住宅ならではの間仕切りの無い一階部分は、ストーブを空間の中央に配置することで、玄関を入ってからキッチンまでのアプローチがスムーズに。そして視覚的にもより広々と感じる間取りになっている。家の建つ角度も太陽や木立の位置を考え、季節を通じて快適な暮らしを実現した。
<竹内邸>
2013年11月 新築 木造ドミノ2階建
● 設計 樽川技建
● キッチン設計 アスタリスクスタジオ
● 1階床面積 44.72m2(13.5坪)
● 2階床面積 26.50m2(8.0坪)
● 延床面積 71.22m2(23.5坪)
● 主な仕上げ 屋根…ガルバリュウム鋼板
外壁…ガルバリュウム鋼板・無垢板貼り(杉)
内部(床)…無垢板貼り(杉)
内部(壁)…和紙貼り・無垢板貼り(杉)

2014/01/10 09:59 (C) 樽川技建
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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