その後の暮らしNo.04 自分でできることは自分でやってみる:樽川技建株式会社

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その後の暮らしNo.04 自分でできることは自分でやってみる



 
写真に収めた野鳥を4コママンガと一緒に公開している
木村さんのブログ「ホッと野鳥」
http://doudesyo.blog.so-net.ne.jp/
木村さんの自然を愛する心が伝わる写真の数々。
そして、思いを4コママンガに!
野鳥の絵もなんと素敵なことでしょう。

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「住まいは生き方」・・・日々の暮らしをじっくりと観察し、
いろいろな工夫を試みてこられた木村さんに
ぴったりの言葉だと思います。
ここに木村さんから頂いた手紙の一部をご紹介します。

◎素材を活かす
 フォルクスAというOMソーラーが生み出した住宅は、”木造打ちっぱなし”。
 合板や集成材を多用しているので嫌う人もいますが、OMとともにあることでその素材は生かされていることを感じます。
 どんな種類でも木であれば朽ちていくものと考えています。じめじめしたところでは、どんなに良い木でも朽ちていくのは早い。OMであれば、北側の部屋であろうが適度な環境を保ってくれるので木にとって居心地が良くなっているはずです。
 人間も同じだと考えます。木が住めないところには人間も住めないし、木が気持ちよいところは人間も気持ちよいと直感的に思っています。

◎雨の調べ、お日様のスキンシップ
 雨の音はいつも一定ではありません。屋根から響くその調べは、楽しくもあります。太陽に暖められた空気が太陽の手のように家全体を優しく包み込んでくれています。冬は特に家の中にいると、その手に抱かれていることを実感します。

◎省エネはもちろん、暖かさの次元が違う
 年間通じてのエネルギー消費を考えたことがありますか。
 OMの暖房は家全体を対象にしているため無駄が多いように思うかもしれませんが、そんなことはありません。
 省エネとゆとりのある生活もできるのですから。
 冬暖かいことは言う間でもありませんが、その暖かさの次元とでも言いますか、体感する暖かさが違うのです。今でも冬は裸足で生活していまし、脱衣所が寒くて服を脱ぐのが嫌だとかいうこともありません。外から帰ってきても暖房入れて暖まるのを待つことが無いので気が楽です。明らかに蓄熱の効果です。

◎工夫、実験してます
 気を張らずに気軽に生活!という考えで工夫していること、実験がいくつかあります。

<結露対策>
結露は1Fでは少なく、2Fでは多くなります。水蒸気が2Fに昇るために多くなることと、1Fの窓にはそれぞれOMの吹き出し口があるので、送風されることで結露を防いでいるようです。
2Fを中心に結露防止の液体や保護材、自作の障子枠取付け、吸取りパッドなどを試してみました。どれも一長一短でした。
あえて効率よく結露しないようにするなら、窓ガラスと枠も全面に断熱用の保護シートをつければ良いようですが、見た目が悪くなりますね。

<外壁木材&無垢床材>
デッキを含め外にさらされている木材が見た目に汚れが激しく、どうにかならないものかと試行錯誤しました。

専用の木材保護の目的でドイツのメーカーのものを購入し年に一回塗布していましたが、完全に木目無視の塗料やニスをつけるのとは違うため、繰り返すことが肝心です。
無垢の床材も外壁木材と同じで定期的にメンテナンスをするようにすれば良かったものをそのままにしていたために、床板の色艶が薄れるような感じになってきました。生活していればそれぐらいは生じるものであるとは思っています。



<吸込み口と廊下天井を穴あけ>
私の家は階段上部に、暖気のリターン口があります。そうすると、1階の暖かい空気が2階の各部屋に伝わる前に床下に送られてしまい、1階と2階の温度差が生じてしまいました。そこで、2階の各部屋ごとにリターン口を分散して設けていただきました。
この結果、温度差は2度前後になりました。コールドドラフトも少なくなり、快適になりました。
 
<自作時計>
暮らしでのこだわりは、自分で出来ることは自分でやること。
そして、時計についても、自分で柱にくくり付けによる自作時計を制作しました。
中央に太陽、秒針に月、短針に丸形星、長針に星形星それぞれ色分けし形作ってあります。
周囲の円は木の廃材をそのまま使っています。建ててすぐ作ったものですが、今でも重宝しています。 






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□郡山市 1998年12月新築 木造2階建て
□設計 樽川技建
□延床面積 延床124.62m2(37.62坪)
□おもな仕上げ 屋根 ガルバリュウム鋼板
       外壁 サイディング張り
       内部(壁) 合板張り
       内部(床) 無垢板張り
       天井 無垢板張り・合板張り

■A-Style施工例ページもご覧下さい。>> 制作中です


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皆さんも、家づくり・暮らしを思う存分楽しんでください。
樽川技建のテーマは
 ”応援します 暮らしを愉しむ家づくり”
 ”庭と畑と木の家” です!
 


2010/04/10 19:38 (C) 樽川技建
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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