その後の暮らしNo.01 『ななちゃんのきち』という名の心温まる家:樽川技建株式会社

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その後の暮らしNo.01 『ななちゃんのきち』という名の心温まる家

心温まる家の秘訣は、
OM・薪ストーブ・小さな家


”あたたかい家”これが増子さんからの家づくりの要望でしたが、単に寒くないという意味ではないなと感じました。
あれこれお話しする中で、帰ってきてほっとする家、家に帰りたくなる家、家族が仲良く暮らせる家、友達が来ても楽しめる家・・・
”心温まる家”のことだと。
これが増子さんの家づくりのコンセプトになりました。

こうした議論が設計にすごく役立ったそうです。
「提案されたプランもそうですし、打合せでの変更でも、コンセプトにそって”なるほど”と納得することができました。」
当時を振り返りながら、これから家づくりを考えている人へメッセージを頂戴しました。

「間取りの固定観念を持たないで相談しよう!」

照明の灯りは暖かみのある色彩の白熱灯が中心。
蛍光灯ばかりの周辺の家の中にあって、帰宅のときに我が家の灯りを見るとほっとするそうです。
OMソーラーと薪ストーブのおかげで、帰宅してから寒さ知らずの毎日で母屋のおじいちゃんもよく来て休んでいるのだとか。
朝の起きたときも寒くなく、空気が詰まった感じや結露がしない。

まさに、身も心も温まる家になったようです。
奥さんの実家のお母さんはぜんそく気味。時折訪ねては
「血行がよくなる、温かさが違う家だね」と長居して、すっかり体調良くして帰っていくのだそうです。

さらに心温まる家の秘訣は、小さな家ということと間取りにもあるようです。

知り合いと家の大きさや広さの話題になると、狭いと想像されてしまうそうです。
それもそのはず、廊下もなければ、戸もない、あるのは一つの空間。
だからこそ家族がいつも向き合え、薪ストーブの火を囲みながらの晩酌、会話もはずんでいるようです。
友人が飲んだ帰りに泊まっていくこともしばしば。
大人6人が寝泊りしたこともあるんだそうで、広さも使い方しだいといったところですね。

「このサイズがちょうどいいんです。居間にいて四方が見渡せる家ってそうないですよ!
居間とロフトの窓を開けると心地いい風が吹き抜けます。シンプルに作ってもらったので風通し抜群。小さな家でも収納はばっちり考えてもらいました。」
という食品庫を覗くと、生きた食器、バザー予備軍の物、資源ごみなどが実にうまく収納されていました。
食品庫は急な来客で隠すこともでき、友人と食事を作ったり片付けたりする時には、食器が一目瞭然で使い勝手のよさが好評なんだそうです。

この家の名前は「ななちゃんのきち」。
その由来は、家の至るところが娘さんの居場所。
階段を上ったホールのカウンターが娘さんの”本拠地”ですが、そこから梯子で登るロフトは風が抜ける居心地のいい居場所。その窓ごしに近所のお友達にてお降ったり、遊びに来ればかっこうの遊び場です。


リビングに接した畳スペースは、学校から帰ってからの勉強の場だったり、子供だけでなくて近所が集まってのエレクトーン発表会ステージにもなったり、娘さんの成長の記録も至るところに素敵に飾られてます。









GWは家族でメンテナンス

床のスギ板は5年の歳月を経て飴色の深みある気持ちいい風合いになっていました。
床板のワックス掛けは当社でお勧めしているアウロワックスを使われていますが、増子さんはここで一工夫。
「台所周りはワックスがけの前に、シミになったところをメラミンスポンジで擦るとすごく綺麗になります。
皆さんにもお勧め!ポイントは一部だけを擦りすぎないこと。柔らかく!軽く!幅広く!」とアドバイスを頂だきました。

また、毎年ゴールデンウィークは、玄関周りやデッキの木部を家族で塗るのが恒例行事。
手をかけてもらっている家というのは本当にいい表情を見せてくれます。
増子さんの家は、薪ストーブも大活躍しているので、割った薪を積み重ねたりするときに家の周囲にも目が行き届いているようです。

さらにはご近所さんにも目の行き場は広がっています。
「薪ストーブ生活が始まって、近所で木を伐る話があればそれをもらったり、倒木があれば貰い受けたり、今までの暮らしでは考えられないですね。」と楽しそうに話されたのが印象的でした。




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□三春町 2004年新築 木造2階建て
□設計 増子恵美/樽川技建
□延床面積  104.29m2(31.48坪) 
□主な仕上げ 外壁 サイディング貼り+リシン吹付け塗装
       内部(壁) ボワール吹付け塗装
       内部(床) 杉無垢板
■A-Style施工例ページもご覧下さい。>> A-style 三春町/M邸


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皆さんも、家づくり・暮らしを思う存分楽しんでください。
樽川技建のテーマは
 ”応援します 暮らしを愉しむ家づくり”
 ”庭と畑と木の家” です!


 


2010/01/10 14:53 (C) 樽川技建
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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