古いものの良さを大切にする暮らし・心  湊さん(三春町):樽川技建株式会社

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古いものの良さを大切にする暮らし・心  湊さん(三春町)

自分でつくる楽しみ、素晴らしさ

「暮らし始めてとても素晴らしいことであることに気付きました。それは、自分の畑で採れた野菜を食べ、自分の庭に咲いた花を家に飾ること」と生き生きと語られるMさんご夫妻。園芸や農業、日曜大工や薪ストーブが趣味の旦那さん、お料理が得意な奥様とあって、改修した家で暮らし始めてからも、身軽に作業をされている姿や、滝桜のきれいな季節に自宅の庭を開放して、道行く人々へのおもてなしの心が印象的です。
庭づくりでは、裏山からツバキや柘植を採ってきての生垣づくりや、空スペースに可愛らしく花が育てられ、落葉樹、常緑樹、花や実のなる木々と種類豊富な庭に深みが増してきました。
本格的な冬に備えての薪の確保や薪棚づくり、アケビ棚づくりで日曜大工の腕前が発揮されています。Mさんの家の景観をさらに惹きたてている「枝垂桜や雑木林の借景をできるだけ美しく維持していくことが大切」と次から次へと体が動いていました。





日本家屋の雰囲気を見直したい

この家はしばらくの間、貸家としてMさんの手を離れていました。今回改修するにいたったのは、「築30年の家が持つ日本家屋の雰囲気を見直したいという思い、そこで暮らした思い出を大切にしたいとの考え」から退職を機に検討し始めたと言います。その時に住まわれていた家が洋風だったことから日本家屋の良さを改めて感じたのではないでしょうか。

設計にあたった増子は、Mさんの建物を一目見て「素敵な雰囲気!これはいかさなきゃ!」と意気込み、建物の風情、庭先の土蔵や枝垂桜、三春の街並みや景観を意識した改修提案がまとまりました。「家の造りの良さを生かした提案が私の好みと大変マッチし、古いもののよさを大切にしてくれそうだ」との期待を一身に背負いながら工事に当たりました。

結果として「暮らし易すさ、建築としての美しさ、住まいとしての楽しさいずれも期待通り」と嬉しいお言葉をいただきました。

「暮らし易すさで言えば、台所です。自分の提案もかなり入れてもらって作ったのですが、なかなか良くできました。風呂も壁の板張りはやはり良かったですね。建築としての美しさは、落ち着いた外観の美しさ。白い壁と木材との調和。屋根の形の良さ。屋内でもふすまや障子の良さがあります。そして仕事の仕上げがとてもきれいです。住まいとしての楽しさもありますよ。濡れ縁があるといろいろなことに利用できます。ストーブも毎日の生活を楽しくしてくれます。」



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□三春町 2007年増改築 木造平屋建て
□設計 増子恵美/樽川技建
□延床面積  153.75m2(46.4坪) 
□主な仕上げ 外壁 真壁塗装
       内部(壁) ボワール吹付け塗装
       内部(床) ナラ15mm
■Re-form施工例ページもご覧下さい。>> Re-form 三春町/M邸

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これから家づくりをされる方へメッセージをいただきました

Mさんには、樽川技建スタッフや関係者全員が自分の家を造るように、互いの考えをぶつけ合い、様々な提案・工夫によって切磋琢磨し、妥協せず、より良いものを目指している姿が、印象に残ったようです。
「家には、住む人の心が映し出されますが、作り手の心も映し出されます。温かで誠実で熱心な工務店や設計者を選ぶことが大切です。」とメッセージをいただきました。また、日本家屋の良さをもう一度見直すことも大切とおっしゃいます。「障子を通る柔らかな光、深い軒が作る陰影に富んだ太陽光。畳の持つ柔らかさなど、いいことが沢山あります。」とはMさんのお宅を訪ねるたびに実感します。


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皆さんも、家づくり・暮らしを思う存分楽しんでください。
樽川技建のテーマは
 ”応援します 暮らしを愉しむ家づくり”
 ”庭と畑と木の家” です!
2008/11/25 23:54 (C) 樽川技建
 雑誌「住む。」No.31 庭と畑と家と。
■雑誌「住む。」No.31
 発売 農文協  発行年 2009年11月

特集タイトルが「庭と畑と家と。」
まさに、樽川技建のC−HOUSEでお客さんと話している内容が、
そこに綴られている。

「庭があればできること。春夏秋冬、〜人の暮らしもまた、そこにある。
たった一木位置草でいい、わが家に隣家に町に、豊かな今日一日。」

お問い合わせいただいた方々に、
お贈りしたい愛読書的存在です。

                     評:樽川(美)
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