「気」とは?:心・こころ・ココロ模様!
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小尾龍右(おびりょうすけ)氏の記事です。
生きるためには「気」という生命エネルギーが必要で、「気」=「先天の気」+「後天の気」と考えられています。「先天の気」とは生まれる時に両親から頂く生命エネルギーです。「後天の気」とは出生後に自ら呼吸をし、食物をとることによって外部から吸収する生命エネルギーのことです。「気」が不足すると病気になり、ゼロになれば今生のお別れとなります。丈夫で長生きするためには「気」を減らさないことです。
「先天の気」は親の遺産みたいなものですから、過労や不摂生で浪費せぬように気をつけることが肝要です。睡眠不足や深酒は禁物です。「後天の気」は食べ物となる他の動植物の命を頂くことで補充しますから、新鮮で生命力にあふれた旬のものを頂戴することがポイントです。また、日光を浴びることや、きれいな空気を吸うのも同様に大切ですね。
「気」はすべての生命がやり取りをしています。「流水は腐らず」と言いますが、良い「気」は自分の中にため込まないで、周囲の人に流してあげると古くならず、自分にも良い「気」が巡ってきます。「気」が小さくなっている患者さんには、優しく「気」を配ってあげれば治療効果も上がることでしょう。反対に職場のストレスで自分の中に溜まった「怒気」は人にぶつけたり、溜め込んだりしないで、海や森などの「正気」にあふれた場所に放って薄めてください。そして、「気」を取り直して仕事をしましょう。上手に「気」をやりくりすれば、あなたの心と体を健康で奇麗にしてくれるでしょう。