9/11 エッセイ「タンポポの存在感」は埼玉でも花開く!:心・こころ・ココロ模様!
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母は保険の外交員を長年していたので知り合いも多く、明るい人柄が地域の“タンポポ”的存在になっている感がある。お茶のみに行きながら、本も紹介し買ってもらっているようだ。実家の地域は田舎で、近くにデパートもなければ本屋さんもなく、小さいお店が数件あるだけ…だから、本を持ち歩いてすぐ提供できる歩く本屋さんにならざるを得ない。それが功を奏しているようだ。母の年代は日頃本を読む人なんて余りいないだろう。趣味としてカラオケや踊りやグランドゴルフ、地域の活動に参加している人が多いのではないだろうか?
家に畑がある人は野菜や花の栽培などに一生懸命取り組んでいるだろう。そんな人たちに「タンポポの存在感」はどんな意味を持つだろうか?と思わずにはいられないが、「千代子ちゃんが書いたのなら」と言って義理もあり買ってくれるのだろう。そこには母の日頃の種まきがあるのだろうと思う。母は明るく励ますのが上手で、話を聴いてあげては勇気付けているゴッドマザー的資質を持っていると思う。
読んで、「1000円以上の価値があるね。チーちゃん(母の愛称)と同じ考えかただね。」などとうれしい反応もあるようだ。そして、いつもは歩かないお宅を訪問したりすると、「思い出してくれてありがとう。」とか言われ、母も元気付けてもらっているようだ。
この本の出版はそういう意味においても一役も二役もかっている。