ジュアン「伝統の食文化を利用しないのはもったいない」:かせきのたまご発掘プロジェクト
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ジュアン「伝統の食文化を利用しないのはもったいない」
2011.12.09:Copyright (C) フランス料理ジュアン通信
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来週の月曜日までは天気予報にもずっと雪マークが付いていたのでちょっとは寒くなるようですね。
雪囲い急がないと・・・。
上の写真は「レインボー野菜のニンジンのフラン」この店のオープン当時から変わらず作り続けて28年目、いつお出してもお客様がビックリしてくれます。
特に冬場は赤やオレンジ系の色が少なくなってくるのでこういう野菜がお皿の中に入っていると、メーンの料理よりも目だってしまいますがなんとなく温かみ
を感じます。
作り方はプリンと方法がほぼ同じ製法で湯煎にかけて低温のオーブンでゆっくりと焼き上げます。
料理の付け合わせにもなりますが、もう少し甘味をプラスするとスイーツとしてもOKなんですよ。野菜嫌いのお子様でもペロッと食べていただいています。
また、最近では魚料理に使うダシ汁は、本来は魚の頭やその他の骨の部分を野菜と一緒に煮込んで作るのですが、ここまでの濃い味がいらない場合は
昆布だしをとってこれを混ぜたりして魚のソースを作っています。
昔はクリーム系のソースだと美味しいけどなかなか多くは食べられなかったですが、これだとソース自体が軽くなり、たっぷり目のソースでもお客様は綺麗に食べてくれます。
ダシ昆布を使っているからと言って必ずしも和食系になる訳ではなく、あくまでもフレンチの素材の一つとして使う選択肢としてあるということです。
かつお節や昆布や味噌と言った日本にも、何百年と脈々と続いている伝統ある食文化があるんですよね。いまさらですがこれを使わないのはもったいない感じがしてきています。
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