◆直江杉の上槽◆:ヤマガタンAnnex|山形の地酒-地ワイン-地ビール

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◆直江杉の上槽◆


12月も中盤を過ぎお蔭様でこのところ忙しく過ごさせて頂いております。

そんなこんなでブログの更新も侭ならないのが玉に瑕。^^;

さてさて、過日一週間程前になりますが我らが‘直江杉’の新酒の上槽が無事執り行われました。

上槽というのは今更言うまでもないかもしれませんが‘醗酵したモロミを酒と酒粕に分離する行程’つまりはこの時点で酒が誕生する事になる作業です。

この日は我々‘直江杉販売店会のメンバーが蔵に押しかけての上槽見学会’でもあったのですがやはり普段とはちょっと違った空気というか張り詰めた緊張感というのが伝わりましたね。

一通り見せて頂いた後は記念撮影をして解散となりましたが、今年の新酒も香味バランスの良い優れたものが醸出されて大満足。

その後澱引きを済ませ無濾過本生原酒の状態で瓶詰めしたお酒がいよいよ20日に発売となります。(^^♪

直江杉しぼりたて生原酒’酒と一緒に長井郷の冬浪漫をグラスに浮かべて味わって頂ければ幸甚です。

画像は上槽直前に撮った‘純米吟醸 直江杉のモロミ’です。

さていつものように右上から時計回りにご紹介したいと思います。
ぜひ画像をクリックし拡大してご覧下さい。




先ずは来年の10月1日に発売予定の‘直江杉斗瓶取り雫酒’の上槽風景から。
ご覧のようにモロミを酒袋に入れて吊り下げて滴り落ちる雫だけを集める贅沢この上ない手法です。
この斗瓶取り雫酒、今年も大好評でどこのお店でも早期完売となりビックリしましたが、どうやら昨年飲んでくれた方々が待っていてくれたようで嬉しい現象でした。

続いては雫が集まり流れ出てくる原酒を斗瓶(一斗=18リットル入る瓶の事)に取っているところ。
手前の白濁しているのが酒袋の布目にモロミが詰る前に出てくる最初の部分で‘荒走り’と呼ばれています。
その後は次第に澄んだ酒に変わってくるのが後の斗瓶を見てもお解り頂けると思います。

お隣は通常の上槽風景ですが、槽(ふね)と呼ばれる上槽機にモロミを入れた酒袋を横に積み重ねて行きます。
最後はその上から圧力を掛けて押して行く訳で、搾りの作業とも言います。

そして最後は槽口(ふなくち)から新酒が流れ出てきた図です。
この酒を利き猪口に受けて蔵人が新酒の香味を確かめるのが文字通りの‘槽前酒(ふなまえざけ)という訳です。
杜氏にとってはこの時が一番緊張する時であり、また楽しみでもあるんでしょうねぇ。(^.^)




2010.12.18:Copyright (C) まるはち酒店
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